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規格外野菜を使ったアートプロジェクト! 「野菜の規格外かるた」について。チームagriCULTURE 代表理事 早坂奈緒さん②

今週は、規格外野菜を使ったアートプロジェクトに注目! 
詳しくは、「チームagri CULTURE」 代表理事で、エシカルディレクターとしてもご活躍されている 早坂奈緒さんです!!

「エシカルコンビニ」の創設者であり、国内外のエシカル関連の展示会やイベントのディレクター・キュレーターとしても活躍中の早坂さん。
現在、 “農業”の新しいあり方をつくるために、SDGsに関わるメンバーを集めた「チームagri CULTURE」で、規格外野菜を使ったアートプロジェクト「野菜の規格外かるた」のクラウドファンディングにチャレンジ中です。

早坂さんたちが扱う規格外野菜とは、スーパーで並んでいる野菜と違い、形が大きかったり、小さかったり、大根などでは先が2つ、3つに分かれてしまっていたり、気候変動の影響を受けて、大きくなる前に熟れてしまったりするものなど、売り物にならないため畑で廃棄されてしまっている野菜たち。近年は廃棄されてしまうものを減らそうと、規格外野菜や果物をジュースやジャム、ピクルスなど加工品にされていますが、実はそれでも追いつかないくらい規格外とされる野菜などができてしまい廃棄されてしまっているのが現状。
そこで、早坂さんたちは、アートの力でこの現状を変えていきたいと、今回の”野菜の規格外かるた”では、農家の皆さんはファーマーではなく、アーティストとして素材を提供してもらい、早坂さんたちがそれを形にして販売し、その利益を農家の皆さんに還元していく仕組みづくりも計画されています。

そして、今回のアートプロジェクト「野菜の規格外かるた」のポイントのもう一つは、47種類の規格外野菜から作られる47種のFood Paper。Food Paperは、越前和紙の老舗工房「五十嵐製紙」が手掛ける紙文具ブランドで、廃棄される野菜や果物から作られ100%土に還る紙です。和紙を漉くように、規格外野菜から取り出された素材を混ぜ、独特な風合いの紙を47種も作ることにもチャレンジされています。
そして、早坂さんのお話では、それぞれの地域特産の野菜を探していると、例えば沖縄では、近年沖縄ではゴーヤが大きくなる前に熟れてしまう現状があり、沖縄ではゴーヤを作る農家が減っている事がわかったとのこと。近年の気候変動の影響で、沖縄よりも東京の方が暑い日もあったりと、今後ゴーヤの生産地が変わってくるかもしれないとお話されていました。

今の農家の現状、農作物と環境の変化などについても知ることができる規格外野菜を使ったアートプロジェクト「野菜の規格外かるた」について詳しくは、ソーシャルグッドなクラウドファンディング「for Good!」のページをご覧ください。

ソーシャルグッドなクラウドファンディング 「for Good!」
規格外野菜を使ったアートプロジェクト始動!”野菜の規格外かるた”

早坂奈緒さんのInstagram  naohayasaka

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