
今週は、集英社インターナショナルから出版されている本「日帰りで登れる温泉百名山」に注目!
スタジオにお迎えしたのは、日本旅のペンクラブ代表会員で温泉紀行ライターの飯出敏夫さんです!!
飯出さんは、旅行書の編集者として約20年、さらに温泉や温泉宿の取材には30年以上と長年携わってこられ、年間100日以上温泉取材を行い、訪ねた温泉は3000湯以上!そして、2017年には日本百名山を踏破されていらっしゃいます。
そんな飯出さんは、2022年に4年かけて選定登山をされた「温泉百名山」を執筆。
その続編ともいえる最新作が、昨年10月に出版された「日帰りで登れる温泉百名山」です。
今回は、初心者、高齢者でも登れて、帰りには温泉も楽しめるという100コースを、北は北海道から、南は鹿児島までたった1年という短い期間で選定登山されました。
今夜は、その飯出さんの本「日帰りで登れる温泉百名山」の中から、信州・関西のお勧めのコースをご紹介いただきました!
〇東篭の塔山と高峰温泉(長野)
長野県小諸の郊外にある「東篭の塔山」。登山口からほぼ1時間で登れて、しかも山頂からは日本百名山が20以上見られる山。標高2228mの山ではありますが、登山口が2000m超なので、山頂までは1時間ほど歩けば登頂できる山なんだそうです。下りは登山口とは別に高峯温泉にぐるっと周遊できる2時間ほどのコースがあり、飯出さんは、前回の「温泉百名山」出版後に読者とのツアーでもこのコースをみなさんと共に堪能されています。下山しての「ランプの宿 高峰温泉」にはぜひ一泊して欲しいとのこと。宿泊客しか入れない標高2000m雲上の野天風呂にぜひ入って欲しいとお話されていました。
〇倶留尊山と曽爾高原温泉(奈良/三重)
登山口の曽爾高原は秋になると一面ススキの原として観光名所にもなっていますが、そこから約1時間半ぐらいで登頂できるのが倶留尊山。さらに下山後に迎えてくれる曽爾高原温泉「お亀の湯」の露天風呂がものすごく素敵とか、村のシンボルでもある兜岳と鎧岳を眺望する絶景の露天風呂となっています。近畿では飯出さんにとってトップランクのお風呂とのことでした。
〇六甲山と有馬温泉(兵庫)
初心者、高齢者でも登れて、帰りには温泉も楽しめるとして、外せないと選ばれたのが関西の方なら学校のイベントでも登る「六甲山」。登山コースもたくさんありますが、ポピュラーな芦屋川駅から、歩いて行けます。ただ六甲山最高峰まで3時間50分。飯出さんは、とても暑い日に登られたため、5時間ぐらいかかったとか。山頂からは神戸の街と大阪湾が望めます。六甲山の登山のいいところは、山を越えて向こう側には有馬温泉があるという事。日本三古湯に数えられる名湯で、1400年前の飛鳥時代から天皇の湯治滞在の記録があるとか。お勧めは老舗の「上大坊」。新鮮な超濃厚な茶褐色の湯とのことでした。
〇大山と大山火の神岳温泉(鳥取)
古来から「大神岳」と呼ばれて崇拝された霊峰。伯耆富士とも称され中国地方随一の名山「大山」。今回、飯出さんは、11月、4月と訪れたそうですが、どちらも雪で登頂できず再訪を断念。大山には、8合目から山頂へと続く「天国への階段」と言われる木道が整備されいます。温泉は大山寺参道沿いに1軒、日帰り温泉施設「大山火の神岳温泉」があり、神棚を祀った内風呂は、いかにも霊山のふもとにある神秘的な雰囲気が漂い、庭園風の露天風呂もとてもいいとお話されていました。
今回の「日帰りで登れる温泉百名山」では、天候や日帰り入浴不可のため訪れることを諦めたところも多かったとお話されていた飯出さん。しかし、今回の著書には、日本各地にある初心者でも自然を満喫できる温泉百名山を私たちに余すところなく紹介してくれています。
詳しくは下記の音声配信をチェックしてみてください。
そして、今週末には、そんな飯出さんにお会いできるイベントが開催されます。
「日帰りで登れる 温泉百名山」出版記念コラボイベント ~富山の名山・名湯を訪ねて~日 時 2025年1月31日(金)18:00~19:30
場 所 日本橋とやま館トヤマバー
定 員 40名(立食形式)
参加費 3,000円(税込)
『温泉百名山』と『日帰りで登れる 温泉百名山』で取り上げた富山の名山と温泉の魅力を、温泉達人 飯出さんがスライドともに解説。そして湯友の医食湯源研究家・カリスマ温泉ソムリエ板倉あつしさんによる食の宝庫・富山の魅力についてのお話も聞けます。お申込み方法、イベント詳細はこちらをご覧ください。
https://toyamakan.jp/?p=16457
〇温泉達人 飯出敏夫が全国の温泉を取材した中から厳選した温泉コレクションサイト。
温泉達人コレクション「温コレ」
http://onsen-c.com/
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