
今週は、冬が楽しくなる植物観察! 「冬芽ファイル帳」について、この方にお話を伺っていきます!
植物観察家/植物生態写真家の鈴木純さんです!
鈴木純さんはまち専門の植物ガイドとして2918年から活動され、今では都市環境をフィールドにした植物観察会を開催されています。また、植物生態写真家としても、NHKをはじめ各メディアでご活躍中。
そんな鈴木純さんが、昨年10月末に小学館から発売されている植物たちが愛おしくなってしまう「冬芽ファイル帳 かわいくておもしろい冬の植物たち」。
本書には、とてもキュートな顔に見えてしまう冬芽がたくさん紹介されていますが、冬芽とは顔のパーツで言えば髪の毛とか帽子にあたる部分の所。顔に見えている、見て可愛いなって話している顔の部分は、実はあれ冬芽ではなく、葉っぱが落ちた後の「葉痕(ようこん)」と呼ばれているところなんです。さらに顔の輪郭にあたる部分が「葉痕」で、その輪郭の中に目と口に見えるような点が付いていますが、それは、「維管束痕」。これは、幹と葉っぱをつなぐ、水分や養分の通り道の痕なんですね。これがたまたま目と口の位置に配置されてれば顔に見える。もちろん顔に見えないものも冬芽の中にはたくさんありますが、今回はそういう冬芽ばかりがご紹介されています。
本編では、他にも「頭抱えて、はや3か月」とキャッチフレーズのついたカワウソの手のようにかわいい手で頭を抱えている「カシワバアジサイ」のお話や、「ふわふわ帽子の雪男」のシナマンサクなど、お話はとまりません!
ぜひ下記の音声配信もチェックしてみてください。
思わず続編が期待されますが、鈴木純さん曰く、続きはぜひ読者の皆さんに作って欲しいとのことでした!
小学館 「冬芽ファイル帳 かわいくておもしろい冬の植物たち」
https://www.shogakukan.co.jp/books/09311578
まちの植物はともだち-鈴木純さんHP
https://beyond-ecophobia.com/
鈴木純さん X
@suzuki_junjun
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