
今月、9月の最終週は「Global Goals Week=SDGs週間」です!
そこで、今週スタジオにお迎えしたのは、日本でSDGsと言えば、この方。
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 教授 蟹江 憲史さんです!
蟹江教授は国連事務総長の任命を受けた独立科学者15人の1人として 「グローバル持続可能な開発報告書2023 (GSDR 2023)」の執筆を行うなど国際的、国内的にSDGsや環境問題を中心に多方面でご活躍されています。また、日本政府SDGs推進円卓会議構成員、内閣府自治体SDGs推進評価・調査検討会委員なども兼務され、SDGs研究の第一人者であり、研究と実践の両立を図っていらっしゃいます。
今夜は、日本のサステナビリティについて伺いました。
世界に比べて、SDGsという言葉は、多くの国民が知るようになった日本。様々なSDGsアワードもあり、ユニークな活動をしている取り組みが受賞していますが、さらにその先につなげていくためには、政策などでの後押しが必要なのではないかというお話でした。
昨年まとめられた「グローバル持続可能な開発報告書2023 (GSDR 2023)」では、SDGsのアジェンダのタイトルになっている「Transforming Our World」のTransforming=変革するためには、大きく3つの段階があるとのこと。1つ目は、「Emergence」。スタートアップを育てていく最初の段階。2つ目は、「Acceleration」加速する段階。3つ目は、「Stabilization」安定化する。この3つの段階で構成されていますが、日本では、2の加速するという段階がなかなかできていないのではないかとのこと。政府が持続可能な技術、活動をもっと後押しすることができれば、日本はもっとリーダーとして台頭できるのではないかというお話でした。
そんな状況の中、蟹江先生が代表を務める慶応義塾大学のxSDG・ラボと 株式会社MSSが共同研究として進めてきたプロジェクト「サステナブルビジネス認証制度」が完成し、「一般社団法人日本サステナブルビジネス機構(JSBO)」が発足されています。各地域にその地域性や特性を生かした企業を応援する様々なSDGs認証制度がありますが、こちらは、全国でも有効なSDGsな取り組みをしている企業を応援する制度。まだ始まったばかりではありますが、5年後にはこの制度はいらなくなるくらい持続可能な社会づくりをしている企業が増えてくれたらと蟹江教授はお話されていました。
詳しくは、下記の音声配信をチェック!
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 蟹江研究室
https://kanie.sfc.keio.ac.jp/index.html
一般社団法人日本サステナブルビジネス機構
https://sustainable-b.or.jp/
☆「あなたのサステナブルなこと」も番組に教えてください!