
今週は、エシカルな海運ビジネスに注目!
スタジオにお迎えしたのは、「合同会社 海と緑の技術研究舎」代表平賀和徳さんです!
今年、3月に設立されたばかりの平賀さんの会社 「海と緑の技術研究舎」。
地球環境の課題として、CO2の削減に取り組まれています。
現在、手掛けられている事業として、昨日伺った「船舶省エネ運航支援ツール」がありますが、平賀さんの会社の事業は、海だけではないんです!
なんと、海とペットをつなぐCO2削減事業もされています!
平賀さん曰く、たまたまとおっしゃっていましたが、海藻を使った犬の免疫ケアと皮膚ケアをサポートしてくれる「マリングレイス」を開発・販売されています。
開発のきっかけは、CO2の削減として「ブルーカーボン」が注目されていますが、一方で海藻が増えることで船舶のエンジンに絡まったり、海が豊かになることで小エビなどが増え、船舶の海水吸入口を詰まらせてしまうなどのトラブルが増えてしまうのではないかと懸念されていました。そこで海藻を有効活用できないかと考え、日本では古くからある、海藻を使った農業において土壌改善に有効なアルギン酸農業と出会います。
さらに、海藻は畜産の牛の餌としてもすでに約40年も使われており、軟骨予防や、免疫ケア、さらに毛並みケアとして、多くの農家で使われているという事を知ります。そこで、実家の愛犬が皮膚病で悩んでいたこともあり、ペットの犬たちにも効果があのではないかと調べたところ、愛犬の皮膚病で悩んでいる飼い主が多いことも知り、これは犬たちのためにも商品化しないといけないと開発をスタート。約70頭も犬たちとともに研究開発を続けましたが、肉食・雑食動物の3割~4割は、海藻を食べてくれないという事がわかりましたが、一方で愛犬に発酵物である納豆を与えている方が多いという声も。そこで、海藻の粉末に2割ほど、腸に良いとされる納豆やビール酵母の粉末を混ぜてみたところ、ほとんどの犬たちが食べてくれるようになったとか。そうして、「マリングレイス」が完成!
現在「マリングレイス」には、岩手県大船渡市で破棄されてしまうわかめを10%、それ以外を輸入わかめに頼っています。実は日本のわかめと海外のわかめでは水分含有量が違い、80%も水分を含む日本のわかめを乾燥させるには時間とお金がかかります。費用を価格に転嫁することが難しいため、さらに開発を進め、現在では、日本の海藻を乾燥する技術も構築し、少しずつお客様の満足できる価格に落とし込んいる最中とのことでした。
利用者からは好評とのこと。詳しくは、「海と緑の技術研究舎」のHP、Instagramをご覧ください。
合同会社 海と緑の技術研究舎
https://m-sat.co.jp/
マリングレイス | 犬猫の健康食品 Instagram sle.petfood
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