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市制100年を迎えた川崎市と森との関係に注目!川崎市まちづくり局総務部 北村岳人さん①

今週は、川崎市と森の関係に注目!
スタジオには川崎市まちづくり局総務部の北村岳人さんをお迎えしました!
川崎と言えば臨海部の工業エリアを始めとした都市のイメージ化ありますが、なぜ川崎で森なのか、今週は都市部だからこそできる国産木材の活性化について、川崎市の活動をもとに紐解いていきたいと思います。
まずは、基本的な知識として、川崎市の現状について。川崎市は、東京都と横浜市の間にある多摩川に沿うように全部で7つの区によって構成されています。市の面積は14296haで、市街化が進んでいるため、森林面積は796.79ha。森林率は5.4%で、神奈川県の森林率39%と比べても低い地域です。また市民一人当たりの森林面積は5㎡と、横浜市の10㎡と比べると小さくなっています。川崎市の森林は、北西部にある田園風景が広がった丘陵地帯にあり、麻生区は川崎市の中でも最も緑地面積が大きい地区になっています。しかし、そこにある緑は緑地でしかなく木材として活用するには少なすぎます。そのため人口155万人の川崎市は、脱炭素社会を目指すため、炭素をため込み貯蔵の役割をしてる木材を有効に消費し森の循環を促すために、国産木材の利用促進・普及を図ることを目指して、国や地域の森林と密接な関係を構築し、都市にしかできない国産材利用、林業活性化への取り組みを積極的に行い、脱炭素社会の実現に貢献する、木のまち「かわさき」づくりをされています。

提供 川崎市


川崎市では、公共施設については、新しく建築、改築する際に対して、最低限の木材の使用量を定めており、色んな部署と調整しているそうです。これまでにも川崎市内の公共施設である各区役所や保育園や小学校を木質化し、昨年完成した新しい市庁舎にも三重県や静岡県、広島、秋田など、全国の木材が使われています。さらに、普及啓発イベントとして、例えばラゾーナ川崎プラザで1年に1回、「優しい木の広場」が開催され、全国の林産地から木を持ってきて、木に触れてる機会を作っていらっしゃいます。また、この取り組みは、平成26年に宮崎県と川崎市が包括連携協定、宮崎の崎と川崎の崎で、「崎崎協定」というものを結び、これまでに武蔵小杉にある小杉小学校はじめ、フロンターレのクラブハウスとなど色んなところで宮崎県産の材が使用されました。さらにその翌年平成27年には、川崎市木材利用促進フォーラムを設置し、これをきっかけに全国の行政自治体をはじめ企業など、現在では約150が加盟する団体組織を作り国産木材の利用促進を進めているそうです。

提供 川崎市


ぜひ、川崎市で国産木材が活用された建物に注目して街歩きをしてみてはいかがでしょうか?
詳しくは、下記のサイトをご覧ください。

川崎市
https://www.city.kawasaki.jp/index.html

川崎市木材利用促進フォーラム
https://kawasaki-mokuzaiforum.com/top/

かわさきウッドシティマップ
https://kawasaki-mokuzaiforum.com/wooduse/

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