
富士山の夏登山が楽しめるのも、来月9月10日火曜日まで!
そこで、今週は、富士登山のお供にぜひしてほしい、今の富士山の様子を手元でチェックできてしまうサイト「「イマフジ。」今の富士山の気象を知る」」に注目!
今夜もスタジオには、サイトを管理されている「青山シビルエンジニヤリング株式会社」 気象コンサルティング部 気象予報士の小柳津由依さんをお迎えしました。
「イマフジ」は予報ではなく、今現在の富士山の気象観測情報を手元のスマートフォンやwebで見ることができるサイトです。富士山山頂と全登山道に11の気象観測装置が設置され、無料配信されています。また山頂には360度カメラが設置され、今の山頂の空の様子を1分間隔で写真で見ることができます。また、11ある観測地点の気温、湿度、風量、平均風速、最大瞬間風速が10分更新されています。ただ現在は、閉山に向けての作業が始まっており、昨日8月26日から吉田口5合目と8合目の観測データは、20分更新に、その他の地点も閉山が近づくにつれて、更新頻度が変わっていきます。また山頂の360度カメラは9月2日に撤去予定なんだそうです。今のうちに富士山頂の風景、星空をぜひのぞいてみてください。
富士山には4つの登山道がありますが、各登山道の登山ルート別に気象状況をひと目で分かるようにレベルに応じた色分けとアニメーションで、現在の気象状況が視覚的に分かりやすく表示されています。
小柳津さん曰く、富士山は、富士山山頂だからといって、風が一番強いとか、気温が低いという事は必ずしもなく、例えば五合目口、七合四尺の方が風が強い時があったりと、行く先々の天気の様子がわかるので、登山しながらも、風が強そうだから、収まるまで山小屋で待機しようとか、雨が降っているので、今のうちにレインウエアを着ておこうなどと、役立ててほしいとお話されていました。
また、最大で48時間前までの気象データをグラフでも見ることができるので、例えばご来光を目指して富士山頂に向かう方は、前日の日の出前の山頂の気温を見て、登る前に装備の準備をすることもできます。
サイト内では、小柳津さんの会社がある東京赤坂の気象データと富士山頂のデータも刑されされているので、街ではうだるような暑さでも、富士山頂ではダウンジャケットが必要な天候ということもわかりやすく見比べることができるようになっています。
また、気象データには、平均風速と最大瞬間風速も公開されており、富士山の森林限界域は大体6合目までのため、6合目以上の登山道は岩肌になっており、身を隠すところがありません。しかも富士山は独立峰なので、風が巻くように不規則に吹くため、大きなザックを背負っていると風に体を持ってかれてしまうことも。また風が吹くことで実際の気温よりも寒く感じるため、風の数値もぜひチェックして欲しいポイントです。
気象の状況が刻々と変化する日本一高い富士山だけに観測機器の設置がどのようにされていのか、気になるところです!詳しくはまた明日伺っていきます!
今のリアルな富士山の様子が一目でわかるサイト「イマフジ。今の富士山の気象を知る」をぜひ覗いてみてください。
「イマフジ。」今の富士山の気象を知る
https://imafuji.earth/
「イマフジ。」 -今の富士山の気象を知る- X @imafuji3776
https://x.com/imafuji3776/
「イマフジ。」 -今の富士山の気象を知る-Instagram
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