
今週は、日本の森に注目!
スタジオにお迎えしたのは、株式会社モリアゲ代表の長野麻子さんです!
長野さんは、国土の7割が森の日本で、人口の7割が森を想う未来を創るために、
官・民・森と街をつなぐ活動をされています。
長年、農林水産省でご活躍され、林野庁での木材を管轄する課に移動になった際に、日本の森に目覚め起業。森全体で経済を回せるよう「森林業」や「一社一山運動」など様々なプロジェクトを提案されています。
情報社会の現代人には、ぜひ、森に行って欲しいと。森でチューニングすることで、リフレッシュされ、日々の生活にも変化が出てくるとお話されていました。
神奈川県のおすすめの森としてご紹介いただいたのは、箱根、そして大山。針葉樹と広葉樹がバランスよく生息しているだけに、おすすめとのこと。また、日本の森に育つ広葉樹は、大きく育つには時間がかかり、その中でもミズナラは、かつては、樽に使用されましたが、改めて、日本のオーセンティックなウィスキーやワインにも会うのではないかとお話されていました。さらに、樽といえば、かつては、吉野杉などのスギ材は、日本酒を仕込む樽として作られ、酒造りで使われた後は、みそやしょうゆ、漬物と、リサイクルされていたんだとか。現代ではステンレス製になってしまい、木の利用が減ってしまい、樽を作れる職人も減ってしまいましたが、現在、樽づくりを復活させようという動きも出てきたそうです。
また、日本の住宅は、20年・30年で壊されてしまう家づくりになってしまい、木材の成長に合わないサイクルになってしまっていますが、これを見直し、カーボンニュートラルな生活を目指した取り組みが各業界で行われ始めています。
お話の中で、長野さんは、カーボンニュートラルやサーキュレーターエコノミー、サステナブルなど、今を象徴する話題は全て森の中で行うことができるので、森をちゃんと手入れをして、吸収しやすい森を作っていくっていうのが大事で、陸の生き物の8割は森に住んだけに、森を生き返らせたら、色々な生き物も生き生きし、ネイチャーポジティブも達成し、私たち人間も森林浴などで免疫細胞が活性化されるだけに、森には可能性しかない!・・と、最後まで盛り上がるお話でした。
日本の森だけでなく、未来をも明るくしてくれる長野さんの会社「モリアゲ」にこれからも注目ですね!
株式会社モリアゲ
https://mori-age.jp/
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