
今週は、シロツメクサに注目!!
ゲストは、ブロンズ新社から発売されている「シロツメクサはともだち」の著者 植物観察家 鈴木純さんです!
鈴木純さんがどうして「まち専門の植物ガイド」と名乗るのか。今夜はそんな鈴木純さんに迫ります!
最終日にしてプロフィールのご紹介となってしまいましたが・・植物観察家/植物生態写真家の鈴木純さん。
1986年、東京生まれ。東京農業大学で造園学を学んだのち、青年海外協力隊に参加し、中国で2年間砂漠緑化活動に従事されました。
帰国後、仕事と趣味を通じて日本各地の野生植物を見て回り、2018年にまち専門の植物ガイドとして独立。
野山ではなく、都市環境をフィールドにした植物観察会を開催することを生業とし、2019年に、まちの植物観察会でお話されている植物たちをまとめた本「そんなふうに生きていたのね まちの植物のせかい」を出版。2021年には、 東京農業大学 緑のフォーラム2021で、造園大賞を受賞されています。
これまでに、「 種から種へ 命つながるお野菜の一生」「ゆるっと歩いて草や花を観察しよう! すごすぎる身近な植物の図鑑」「まちなか植物観察のススメ」など、私たちの身近にいる植物や野菜についての本を沢山お書きになっています。
鈴木純さんは、2018年にまち専門の植物ガイドとして独立されました。
なぜ、「まち」なのか。
鈴木純さんは、野草が好きでよく山などに観察に出かけるそうなんです。そこで、独立した時に、そんな野草をを多くの人に知って欲しいと、都会に近い高尾さんなどで観察会を開催。すると・・そこに集まって来てくれる人たちは、もともと植物好きな、植物についてよく知っている人たちだという事に気が付きました。実は、鈴木純さんがやりたかったのは、植物好きな人のための観察会じゃなくて、植物を今まで見たことがない人のための観察会をしたかったんだそうです!そこで、植物を普段見ない人は、普段仕事で疲れていて休日にわざわざ山に来ない・・。ならば、俺があなたの家の近く行くよ!と、まちで植物観察会を開催することに。
さらに、鈴木純さんは、東京農業大学で造園学として、街の中に緑をどう配置するのか、街の中にある緑が人の心理にどういう影響を与えるかなどを学んだだけに、街の中に植物があるのはとても自然な事として考えていました。しかし、一般の方たちが植物を見る・・となると、野山に行ったり、植物園に行ったりしているという事にも気が付き、「植物を見る」という事だけを考えれば、街の中にもたくさん植物があるので、、植物を観察する場として使ってみたらいいのではないかと思いいたったそうです。
実は、まちの植物を紹介するというのは、街の緑をどう使うかという事になり、大学で学んだ造園の延長線上にあり、大学校以降の経験が詰まった仕事だと思っているとのことでした。
鈴木純さんの街での観察会は、10分で行けるところを1時間かけて進むそうで、実は街の限られたスペースに相当な数の植物いるとのことでした!
大学を卒業してからのこれまでの経験が、今につながっているとおっしゃる鈴木純さん。中国での活動後、就職した会社のお話など、とてもユニークな体験ばかりだけに、楽しい純さんワールドの元について詳しくは下記の音声配信をチェック!
保育園や幼稚園、子どもたちを対象に植物観察会を開催した後には、みな、純さんのまねをする「純さんごっこ」が流行るだけに、今回の「シロツメクサはともだち」でのシロツメクサと鈴木純さんのように、植物のともだちづくりをぜひ楽しんでみてください。
今回、初めての絵本として「シロツメクサはともだち」を出された鈴木純さんですが、現在もたくさんの本を書いているとか。中には、次なる絵本の準備中でもあるそうです!
ちょうど街にはたくさんのシロツメクサたちが、次なる花の準備を始めている頃。ぜひ、鈴木純さんの「シロツメクサはともだち」で、あの白い花の続きを見つけに、街に出かけてみてください。
ブロンズ新社 「シロツメクサはともだち」
https://www.bronze.co.jp/books/9784893097293/
鈴木淳さんのHP まちの植物はともだち
https://beyond-ecophobia.com/
X 鈴木純|新刊絵本『シロツメクサはともだち』(ブロンズ新社)、発売開始!
@suzuki_junjun
https://twitter.com/suzuki_junjun
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