
今週は、低炭素社会を超えた ゼロ炭素社会を実現! 家事も体もラクラクの家について、この方に伺っていきます! 一般社団法人 ZEH推進協議会理事で、脱炭素が趣味・・という、エコワークス株式会社代表取締役社長小山貴史さんです!
今夜も横浜市内にエコワークスが手掛けた新築の家で収録した様子をお届けします。
今夜はゼロエネルギー住宅について。
お伺いした住宅は、日本が目指す2030年度の住宅基準をクリアしている、将来二世帯住宅として活用される予定の49坪2階建て6LDK。実は、窓がとっても大きいんです!
南側に窓を大きく設計するのは省エネルギーを実現するパッシブデザインという設計手法。基本的には南側を窓を大きく、東西北面は窓を小さく作ることで、冬、太陽は低いところに通るので大きな南側の窓からは太陽の熱がどんどん入ってきます。窓には、前日にお話していただいたトリプルガラスが使われているので、断熱効率が高く、暖房エネルギーが少なく済みます。逆に太陽光が差し込むと家の中が温められ、窓ガラスからは熱が逃げないため温められます。逆に夏は、太陽がぐるっと長時間、建物を取り囲んで熱が入きますが、意外にも、朝と夕方の特に西日が、夏はとても暑くなるため、東西については窓は小さく設計されています。
また南の大きな窓は夏の昼間は、太陽は真上にあるので庇で日射を遮ることができるため、南側からの熱の侵入はそんなに大きいくないんだそうです。
また、こちらの住宅は2階建てなんですが、2階の南側の窓には、ブラインドが外についてます。こちらのブラインドは目線を遮るだけでなく、夏の日射を遮る機能があります。
内側についていると、いったん熱が入り、ブラインドが温められて、熱が室内に放熱されてしまいます。しかし、外にブラインドがついていれば、熱が外に反射されて、建物の中に入りませんので、日射遮蔽の部材は窓の外につけるというのが基本。昔で言うところの簾とか、よしずの現代版なんですね。
ちなみに、小山さんが理事を務められている「ZEH推進協議会」のZEHとは、ゼロエネルギーハウスの略。電気は、太陽光発電を設置し、年間を通して建物で使う電気量よりも発電する量が多く、蓄電池もあるため、住宅が小さい発電所になる。そんなイメージで、今、補助金なども手厚く支援されています。
この20年に限らず30年、50年、100年先を見据えた家づくりが今求められています。専門的には長期優良住宅という認定基準もあります。が、小山さんのエコワークスでは、プラスして脱炭素、ゼロエネルギーな家づくりをされています。
明日は、消費者の私たちが住宅を選ぶうえで大切な住宅性能表示制度について伺います。
エコワークス株式会社
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