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神秘の魚 イワナについて。映画監督 坂本麻人さん、神奈川県立「生命の星・地球博物館」名誉館員 農学博士 瀬能宏さん①

今週は、4月28日日曜日に開催された「みなとみらいKINGDOM スプリング2024」での公開収録の様子をお届けしていきます!
ゲストにお迎えしたのは、ドキュメンタリー映画「ミルクの中のイワナ」の監督 坂本麻人さんと、神奈川県立 「生命の星・地球博物館」名誉館員 農学博士の瀬能宏さんです!

坂本監督は、大阪生まれのドキュメンタリー映像作家として、これまでに、岩手県・遠野市を舞台にした映像作品『DIALOGUE WITH ANIMA』や、「遠野巡灯篭木(トオノメグリトロゲ)」の他、さらに、市原えつこさんの『未来 SUSHI 研究者は語る』などの監督・監修を担当。そして、昨年公開のドキュメンタリー映画『ミルクの中のイワナ』の監督・プロデューサーとして活動されています。

Ⓒ一般社団法人 Whole Universe_坂本麻人さん

そして、神奈川県立生命の星・地球博物館名誉館員の瀬能さんの専門は魚類の分類学と生物地理学。46億年にわたる地球の歴史と生命の多様性を展示した自然系博物館「神奈川県立生命の星・地球博物館」で、長年「魚類写真資料データベース」の構築に貢献され、外来魚や差別名称など社会的課題にも積極的に取り組んいらっしゃいます。

神奈川県立生命の星・地球博物館名誉館員_瀬能宏さん

今回ご紹介する坂本監督のドキュメンタリー映画「ミルクの中のイワナ」は、山深く源流域で暮らす生態はいまだ謎が多い神秘の魚といわれるイワナの今を追いかけた作品。
生息するその場所ごとに様々なイワナがかつてはいたはずといわれていますが、その生態系がいま危機に直面しているんだそうです。SDGsや生物多様性が声高に叫ばれる昨今、「種を守る」とはどういうことか、地域社会と環境をいかに保全するべきか。研究者や漁業関係者、釣り人など立場を異にする人々の証言から、浮き彫りになるのは、イワナを通して見えてくる未来の地球の姿です。深山幽谷の美しい映像と音楽に癒されながら、人間と自然の普遍的テーマが胸をうつ、全人類必見のサイエンスドキュメンタリーとなっています。

Ⓒ映画「ミルクの中のイワナ」



まず、多くの方に見ていただきたいのは、日本の渓谷の美しさ。そして、イワナたちの生命観あふれた姿です。映画を見る私たちまでも、渓流の中を自由に泳ぎ回る魚のように感じさせてくれるダイナミックな映像は、どのように撮影されたのか。さらには、監督がイワナを追いかけていく中で感じた記録の大切さを体現している「魚類写真資料データベース」について、お話は広がりました。

詳しくは、下記の音声配信をチェック!

今週は、坂本監督からプレゼントがあります!
ドキュメンタリー映画『ミルクの中のイワナ FILM BOOK』を抽選で1名の方に。
ご希望の方は、メールで keep@fmyokohama.jp までご応募ください。タイトルに「イワナ フィルムブック プレゼント」と明記し、あなたの氏名・住所・連絡先を忘れずに書いてください。当選者の発表は、発送をもってかえさせていただきます。

ドキュメンタリー映画「ミルクの中のイワナ」HP
https://trout-inthemilk.com/
映画『ミルクの中のイワナ』公式X @trout_inthemilk
https://twitter.com/trout_inthemilk
映画『ミルクの中のイワナ』公式Instagram
A TROUT IN THE MILK
https://www.instagram.com/a_trout_in_the_milk

神奈川県立 「生命の星・地球博物館」HP
https://nh.kanagawa-museum.jp/
魚類写真資料データベース ちなみにイワナの種の学名は「Salvelinus」
https://nh.kanagawa-museum.jp/kpmnh-collections/search?cls=dummy_media_attfs

5/12日曜まで
企画展「動物のくらしとかたち―薮内正幸が描いた生態画の世界―」

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