Keep Green & Blue - Fm yokohama 84.7

いつでも・どこでも・だれでも自由に使えるクリーンエネルギーを実現!株式会社PXP 最高技術責任者 杉本広紀さん③

今週は、相模原市にあります 次世代太陽電池で世界に挑戦しているスタートアップ企業
株式会社PXPに注目!  スタジオには、最高技術責任者の杉本広紀さんをお迎えしてお話を伺いました。
今年1月にPXPが発表した「太陽光だけで走るEV」では、PXPの「曲がる太陽電池」を車の天井 2㎡に張り付ける事で、約16kmも走ることができるというもの。

Ⓒ株式会社PXP


それを可能とするのが、「自由に貼ってつなげる曲がる太陽電池」。
こちらは、好きな大きさに切って貼ることができます!

Ⓒ株式会社PXP

これまでの太陽電池をつなげるためには導線が必要で一枚一枚つなげる必要があります。そのため配線だけでも場所をとってしまうのですが、杉本さんたちが開発した「曲がる太陽電池」では、PXPの特許技術である、2mmほどのノリシロのようなところに、隣の「曲がる太陽電池」を少しだけ乗せるだけで直列につながることができるんだそうです!後は、貼りたい場所に合わせて、薄く曲がる太陽電池を貼り絵のように貼っていくだけで、OK!小さいものではペットボトルにも貼ることができるそうです!好きな大きさに切って貼っても性能が落ちないというのもPXPの特許だとか!

Ⓒ株式会社PXP

自分ならどこに貼ろうかと、夢が広がりますが、どのくらいの価格を想定して開発されているのかを伺った所・・まだオフレコですが!? すでにECサイトなどで発売されているフレキシブルソーラーの半額くらいで製造できる技術になっているんだそうです。
通常、最新の技術は、高価な価格から市場に出回るのが通常ですが、「クリーンなエネルギーを いつでも どこでも だれでも 自由に使える世界を目指して」をモットーにされているPXPだからこそ可能な未来なんですね。
そんな太陽電池を発表したところ、思いがけない様々な分野からの問い合わせが増えているそうです。
ちなみに・・これまでの太陽電池の場合、一部が陰に入ってしまうと発電が流れなくなってしまう喪のが多かったそうですが、PXPの曲がる太陽電池は、日の当たっている部分がスムーズに電気を通すように開発されているんだそうです。
そして、気になる変換効率ですが・・
昔からある曲がる太陽電池の変換効率は約3%程度であり、発電量が少ないため電卓やLED用の電源として使われてきました。新しいタイプのカルコパイライト型はガラスのものでは20%を超える発電効率を持っており、PXPが開発しているフィルムタイプは18%程度、さらにペロブスカイト型を重ねた太陽電池の変換効率は28%~30%!ここまで来ると電力用の太陽電池として使えるようになるとお話されていました。
これまでの太陽電池の面積で倍の発電量の技術は、もう目の前まで来ているんだそうです。この世界初となる「自由に貼ってつなげる 曲がる太陽電池」を作る量産技術パイロットラインが今年、1月から稼働開始しているそうで、従来の作り方を見直し、生産速度を1/5に、設備の面積も1/3にして、安く作れるパイロット工場が稼働し始めています。
ますます、PXPから目が離せません!

Ⓒ株式会社PXP

詳しくは、株式会社PXPのホームページSNSをチェックしてみてください。

☆「あなたのサステナブルなこと」も番組に教えてください!

番組への感想もお待ちしています。
メールアドレスはこちら。
X(旧Twitter)では #847keep で感想をツイートしてくださいね。
 

top