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松田町にある「市村自然塾関東」に注目!③ 世話人リーダー松戸 和之さん、世話人 杉浦 和子さん

今週は、足柄上郡松田町の自然を思いっきり楽しむ「市村自然塾関東」に注目!
今夜は、この方に伺っていきます!

世話人リーダー松戸和之さんと世話人 杉浦和子さんです。

「市村自然塾関東」では、小学校4年生~中学校2年生までの子どもたち40名が、男女別々に、隔週末土日に一泊して、農作業を中心に、毎年3月から11月まで様々な体験をされています。

施設は、松田町寄にあり、小田急線「新松田駅」から路線バスで約20分間、山間へ入ってきた四季折々の美しい風景に囲まれた里山にあります。
そんな「市村自然塾関東」での、アウトドア活動や自然・環境教育の指導経験者など、様々な得意分野を持つ“兄や姉”のような世話人スタッフが専任して常駐されています。
基本的には農業が中心となりますが、夏には川遊び、秋には山登り、そして週末の一泊二日の共同生活のサポートをされています。



お邪魔した今は、23年度の活動はお休みになっている期間でしたが、冬を越さないと育たない野菜、麦や玉ねぎ、エンドウ豆などが畑で育てられていました。
現代、自分が種を植えて、育てて、収穫して、食べるという体験はなかなかできないだけに貴重な場所となっています。

提供 市村自然塾関東_みんなで農作業


7人から8人のグループごとに畳15枚分ほどの畑で好きな野菜を育てますが、スイカを人数分育てるとなると、ちょっと手狭な広さだとか。そのあたりは、子どもたちが相談しながら何を育てるのか決めていくんだそうです。
子どもたちは、3月から新しい活動がスタートしますが、3月というのは、ジャガイモを育てて欲しいという野菜のスケジュールに合わせているからなんだそうです。

農作業で子どもたちが印象に残っていることの一つとして、ゴボウの穴掘りがあるそうです。種をまく前に1m近く穴を掘るんだそうですが、ゴボウが育ちやすいように、掘った後に綺麗に土を戻すんだそうですが・・なぜ、掘って戻すのか・・と問いただされるとか。これまで収穫した最長のゴボウは、147cm!

提供 市村自然塾関東_ゴボウの収穫

また、スイカの最大の記録は、9キロ!と、子どもたちの愛情を感じるエピソードでした。

提供 市村自然塾関東_みんなで農作業

農作業の他に、レジャーとして、ハイキングとして施設からも見える標高801mの高松山への山登りがあります。

提供 市村自然塾関東_高松山へハイキング

登山道入り口まで施設から30分かけて歩いていき、そこから3時間ほどかけて山頂へ。

帰ってきた時には、普段眺めていた山を眺める目が変わっているそうです。

提供 市村自然塾関東_高松山 山頂からの風景

また、夏には、近くを流れる中津川での川遊びも子どもたちが楽しみにしているイベントの一つ。

提供 市村自然塾関東_川遊び

さらに、お茶摘み体験やみそ作り、全て無農薬の有機野菜ということでとても贅沢な体験!保護者の皆さんが見学するイベントでみんなで味わったりしているんだそうです。

提供 市村自然塾関東_みんなで収穫
提供 市村自然塾関東_体に合わせた農機具が揃っています

一泊二日の共同生活体験ということで、子どもたちは竈でご飯を炊いたりするそうですが、卒塾するころには、マッチで薪に火を付けたりするのもうまくなっているんだそうです。

提供 市村自然塾関東_釜炊き

農業体験だけでなく、生活面でも様々な事を学べる「市村自然塾関東」。2024年度の募集は締め切られていますが、来年2025年度の募集は7月頃からスタートする予定。
詳しくは「市村自然塾関東」のホームページをご覧ください。

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