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湘南のサステナブルブランド「After Blue」に注目! 合同会社BLOOP 渡邉駿さんと伊藤紘之さん③

2023年ラストウィークは、湘南から気持ちのいい風を運んでくれる
サステナブルブランド「After Blue」に注目!
スタジオには合同会社BLOOP 渡邉駿さんと伊藤紘之さんをお迎え!

今夜は、「漁網リサイクル」を使用した商品についてご紹介いただきました。

ⒸAfter Blue_漁網リサイクル


「After Blue」で扱っているのは、マリンブランドによる海洋環境改善プロジェクト「W.e.M(worn environment me)」の生地を使用した再生素材。
海を漂う海洋プラスチックごみは2050年までには魚の量を上回るとも言われています。その10%程度を漁網が占めているんだそう。この漁網は長い年月をかけ、マイクロプラスチックとなり、食物連鎖の家庭で、食卓にも上がるなど我々にも大きな影響を与えています。さらに、漁網はプラスチック製のため、分解されずに何十年と海の中を漂い続け、海に住むウミガメ、海洋哺乳類、海鳥などに絡まり、動物たちが死亡するケースが多く発生していて、ウミガメ類の全てと海洋哺乳類の66%の種、海鳥の50%の種が漁網の被害を受けていると言われています。
特に残酷なのは、絡まることにより、身動きが取れなくなる、呼吸ができなくなるなど、長い期間苦しみ続けて死んでいくのです。
この漁網の問題は簡単には解決することはできません。
世界ではこの漁網の問題にたいして、流出を防ぐ方法や規制、適切に回収しリサイクルするなど、色々な仕組みづくりに取り組みが始まっているんです。

生地のタグを見ると、漁網からできた「再生フィッシュネット繊維」46%と、ペットボトルなどからできた「再生ポリエステル繊維」46%、そしてポリウレタン8%を織り交ぜてできています。

漁網や再生ポリエステルというと硬くてごわごわして固いイメージかもしれませんが、「After Blue」が取り扱っているものは、独特の柔らかさと伸びがあり、優しい肌触りの生地になっています。
この素材で作られたパーカーは、重ね着で着膨れやごわつきやすいこれからのシーズンに役立つ1枚となっています。
「After Blue」の渡邊さんは、ブランドの立ち上げの時に、まずは、この素材からと思い取り扱いをはじめましたが、今から6~7年前にこの漁網再生ポリエステルに注目していたアパレルがあり、当時は今ほどSDGsやエシカルな商品に注目がされておらず、販売をやめてしまったいたのを譲っていただいたんだそうです。
この「漁網リサイクル」を使った商品の色展開は、人気の「ターコイズ」と薄い水色の「サックス」、「ベージュ」。

ⒸAfter Blue_ミニトートバッグ

商品としては、パーカーやTシャツ、トートバッグというラインナップがあり、ブランドアンバサダーの伊藤さんは、この漁網リサイクルのTシャツが一番最初に購入したもので、ビーチクリーンで見かける漁網がこんなにおしゃれで着やすいTシャツになるのかと、驚いたそうです。ビーチクリーンを長年続けている伊藤さんは、服も好きなので、これまでハイブランドの商品も購入してきたが、これだけおしゃれで着やすくて、再生素材や環境に配慮された素材で作られているのに、ハイブランドよりも少しお安めな価格で手に取れるとなったら、これしかないとなったんだそうです。

ⒸAfter Blue_漁網リサイクルTシャツ



さらに、渡邊さんとしては、「After Blue」の服を購入してくれた人が、後日、ビーチクリーンに来てくれたりするのがうれしいと。
とにかく、海の事を知って欲しいという想いは確実に多くの方に伝わっているんですね。

こだわりの素材で作られた「After Blue」の服の数々、素材の背景や商品づくりへの想いも丁寧に記載されているので、ぜひ、ホームページでチェックしてみてください。


After Blue

Instagram After Blue



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