
今週は、建物から持続可能な社会を目指す大成建設株式会社に注目 !
詳しくは、リモートでこの方に伺いました。
大成建設株式会社 本社サステナビリティ総本部 クリーンエネルギー・環境事業推進本部
常務副本部長 加藤 美好さんです!
今年10月でグループ創業150周年を迎える大成建設。
今年3月に竣工した「グリーンリニューアル®ZEB」の築50年の大成建設株式会社横浜支店ビルを見学させていただきました。
大成建設では、2010年から建物のZEB化に取り組み、「省エネ」「創エネ」「脱炭素」「ウエルネス」「スマート化」「安心」という6つの具体的な取り組みを通じて、既存建築物をこれからの時代に相応しく、人と地球にやさしい建築物にリニューアルすることを『グリーンリニューアル®』と名付け、特にその中でも、「省エネ」と「創エネ」技術を導入し、既存建築物のZEB化を進める取り組みを「グリーンリニューアル®ZEB」として2050年に向けて、脱炭素社会の形成に貢献していく計画とのこと。
実は、日本の大体建物の寿命は、約60年。毎年毎年新築のビルなども増えていますが、それは、全体から見ると、大体1%から2%ぐらいなんだそうです。
全体を見ると圧倒的に、既にできてる建物が90数%あるという事で、そのすでに建っている建物をZWB化していかないと日本の建物のカーボンニュートラルはなかなか進まないんですね。
さらに、住宅系とビル系と合わせて、日本のCO 2の発生量の3分の1ぐらいを占めているんだそうです!
なんとなく自動車とか工場なんかが多いと思っていましたが、実は建物で発生するCO 2の発生量っていうのは、自動車で発生するCO2より多いため、建物系のCO 2削減するような、そういうZEB技術を普及させていくってのは大変日本全体のCO 2削減にも貢献できるというのが、建築の分野としては重要であると加藤さんはおっしゃっていました。
省エネ・・と聞くと、何となく我慢とか暑いなどを思い浮かべる方が多いと思いますが、「創エネ」する事で快適な空間づくりを可能とするそうです。
例えば、壁や窓ガラスで太陽光発電をすることでエネルギーをつくり、使用電力が高い空調や照明を各フロアーに設置されたセンサーを使って、働く人それぞれの快適な空間を作りをし、エネルギー使用量をコントロールすることができるんだそうです!まるで未来の建物・・のように聞こえますが、今回見学させていただいた大成建設横浜支店のビルではすでに実装されています。
未来の技術ではなく、今の暮らしを変えていく最先端の技術が詰まっているのが大成建設が手掛ける「グリーンリニューアル®ZEB」なんですね!
今夜だけでは、その魅力は伝えきれないという事で、明日は、今回お邪魔させていただいている大成建設技術センターについて加藤さんに伺っていきます。
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