今週は、循環するニットに注目!
今夜もこの方にリモートで伺っていきます!
和歌山にあります、ニット編み機の世界トップメーカー 株式会社 島精機製作所 経営企画部 部長の 藤原由光さんです!
今夜は、循環するニット「BLUEKNIT」について。
構想から2年。島精機製作所と取引のある国内のプライベートブランドの製品を、島精機製作所が運営するショッピングサイトで販売するというもの。昨年からショッピングサイトがオープンしています。
この始まりは、国内のニットメーカーが海外の安い商品に押され、産地にもよりますが30年前に比べると10分の1にまで減少。経済産業省の経済浸透率の資料によると、国内生産がなんと1.8%しかない状況なんだそうです。
横編みニットというのは、資材を無駄にすることなく、短納期で物が作れる地産地消に適したモノづくりとなるので、まずは国内生産率を上げていきたいという想いから立ち上がったんだそうです。
さらに、販売支援だけではなく販売したものは全て島精機製作所が買い戻しをするシステムを構築されています。販売した製品を金額を払って買い戻し、資源として、サーキュラーエコノミーを回していく実験としても取り組んでいらっしゃるそうです。
現在、このサイトで販売されるニットには、全て「BLUEKNIT」というタグが付き、消費者がいつ購入したものなのかが管理されています。数年後、消費者の私たちが、ニットを廃棄する時には、その経年によって、サイト内で使えるポイントでお支払いをするという形で買戻しをしてくれます。
資源と経済の両立を目指されています。
サイトがオープンしたのが昨年の9月ということで、まだ、ニットの買戻しはされていないそうですが、買い戻したニットはプロによってリペアし、再び販売に。さらに状態が悪いものは、その素材にあった最適なリサイクル方法で資源として循環させていくそうです。
現在は、5社7ブランドのニットが販売されていますが、さらに、4社のニットメーカーとの話し合いが進んでいるという事なので、今後、さらに取り扱いブランドが増えていきそうです。
最近人気なのが和紙を使ったドッグウエアやソックス、小物。
アースデイ東京にも出展されていた和紙を使ったソックスが今、バズっていて、すごい注文が入っているんだそうです。和紙の糸を使ったソックスは吸湿性がいいので、サラサラした使い心地が人気の秘密だそうです。
カミックス 洗える/和紙 シークレット5本指ソックス は、外からは見えない5本指!色もカラフルな10色から選べるので、様々なファッションに合わせて楽しめます。
タイプも二種類あるので、ぜひ覗いてみてください。
「BLUEKNIT」