
今週は、ブルーカーボンについて、この方に伺っています!
ジャパンブルーエコノミー技術研究組合の理事で
サンゴ礁や、気候変動と海洋生態系、さらには、ブルーカーボンの研究を
されている
公益財団法人 笹川平和財団海洋政策研究所 海洋政策研究部 上席研究員 渡邉敦さんです!
地球のシステムの変化によって、人間も想像できなかった様々な問題が起こっています。
今、人間が新しい海との付き合い方を模索しているタイミングでもあると渡邉さんは
おっしゃっていました。
そこで、海の生態系が吸収し固定したCO2の量を科学的に認証して、
取引できる仕組みをジャパンブルーエコノミー技術研究組合では作られています。
2022年度は21件のプロジェクトを認証、さらに、クレジットの購入は、100社以上の
企業が参加してくれたそうです。
取引をした企業の中には、自分たちの持つ技術がブルーカーボンでも生かせるのでは
ないか、そのためにも、まず取引を参加してみましたという前向きに企業が多く、
大きな社会変革への一歩になるのではないかと、渡邉さんは期待されていました。
ブルーエコノミーというのは、環境と社会と経済が三方由にして、
初めて達成できるもの。
特に海に関する経済活動、海に関する産業としては、海運や漁業、観光などが
ありますが、それぞれが自分たちだけの利益だけ追求していると海は守れないので、
それぞれの特有を活かして、横串をさして、一つのブルーカーボンとして
取り組めるような仕組みを作っていく事が大事で、それが出来て初めて
地域づくりやブルーエコノミーの実現になると渡邉さんはお話されていました。
また、日本は公害など環境汚染から立ち直ったその技術を活かして、
世界のブルーエコノミーに貢献できるのではないかともお話されていました。
気候変動と共に海の中の環境も変化している今、豊かな海について
考える事も大切なんですね。
今後もブルーカーボン、ブルーエコノミーという言葉は、私たちの暮らしの中にも
登場してくるだけに、引き続き、渡邉敦さんの活動に注目していきたいと思います!
詳しくは、下記の音声配信をチェック!
公益財団法人 笹川平和財団 海洋政策研究所
ジャパンブルーエコノミー技術研究組合