Keep Green & Blue - Fm yokohama 84.7

背負って運べるラジオ局!? 被災地で活躍するバックパックラジオを描いた「雑草ラジオ」について④

東日本大震災から12年を迎える今週は、災害に着目したラジオに注目!
      
今夜もお話を伺うのは、
「背負って運べるラジオ局 バックパックラジオ」の開発者で、
「雑草ラジオ~狭くて自由なメディアで地域を変える、アマチュアたちの物語」の著者
 ライターの瀬戸義章さんです!

今年1月18日に英治出版から発売された瀬戸さんの著書「雑草ラジオ」は、
インドネシア、神戸での災害を機に立ち上げられたラジオを始め、
バックパックラジオの開発への想いなどなど、
軽快な文章で冒険活劇のように読めてしまう一冊です。

Ⓒ英治出版

今夜は、瀬戸さんの開発した「背負って運べるラジオ局=バックパックラジオ」を
実用的なものへと技術提供をしたNPO法人BHNテレコム支援協議会について
伺いました。

NPO法人BHNテレコム支援協議会は、
1986年のチェルノブイリ原発事故時に、WHOより依頼を受け
遠隔で医療支援ができるようにと通信環境における技術支援をしたことから
始まった団体です。
その後、海外でのIT支援をはじめ、東日本大震災時には、
各地の臨時災害放送局の開設支援もされています。

通信技術での国際支援も多くされてきた団体だけに、
瀬戸さんたちが開発してきた「バックパックラジオ」の機材についても、
必要なものだと思っていたと、快く技術支援を引き受けてくださったそうです。

また、海外での経験から現地の方たちへの技術指導についてもわかりやすく、
インドネシアでも調達できる機材での開発をすすめます。

Ⓒ瀬戸義章_バックパックラジオ組立てワークショップの様子
Ⓒ瀬戸義章_バリ島で火山のモニタリング放送用に設置される

Ⓒ瀬戸義章_国際電気通信連合ITUが主催する 世界情報社会サミットで受賞したバックパックラジオ

今回の本を締めくくるにあたり、瀬戸さんは、
読者の人にも何か始めてほしいと「ナローキャストをはじめよう」と
語り掛けています。
詳しくは、下記の音声配信をチェック!

今年は関東大震災から100年を迎えるだけに、
災害時における情報の在り方伝え方についても知る事が出来る
瀬戸さんの著書
「雑草ラジオ~狭くて自由なメディアで地域を変える、アマチュアたちの物語」を
ぜひ手に取ってみてください。

雑草ラジオ/英治出版

特定非営利活動法人 BHNテレコム支援協議会

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