
今度の土曜日で、東日本大震災から12年を迎える今週は、
災害に着目したラジオに注目!
スタジオにお迎えしたのは、
「背負って運べるラジオ局 バックパックラジオ」の開発者で、
「雑草ラジオ~狭くて自由なメディアで地域を変える、アマチュアたちの物語」の著者
ライターの瀬戸義章さんです!
今年1月18日に英治出版から発売された瀬戸さんの著書「雑草ラジオ」は、
インドネシア、神戸での災害を機に立ち上げられたラジオたちの役目を始め、
バックパックラジオの開発への想いなどなど、
軽快な文章で冒険活劇のように読めてしまう一冊です。
今夜は、なぜ、インドネシアなのか‥について伺いました。
インドネシアには、ラジオ局が大小合わせて1000以上もあるんだそうです。
実は、インドネシアは、活火山として定期的に噴火する山があり、
さらに大地震で津波の被害にもあってきた国なんです。
村に暮らす人々に、火山活動の情報を届けたい。
さらには、村の産業に関する情報、
そして、結婚式の様子や音楽ライブなどをOAする
手作りの小さなコミュニティラジオがあちらこちらに開設されています。
しかし、雷や嵐などで設備が故障してしまったりと、
それぞれの地域で問題点はたくさんあったそうです。
瀬戸さんがこの「背負って運べるラジオ局 バックパックラジオ」を
開発したきっかけは、途上国の災害地で苦しむ人たちを助けたいという想いから。
しかし、なかなか思うような性能のものが作れずにいた所、
インドネシアで支援活動をしていた
阪神淡路大震災の時に立ち上がったコミュニティラジオ
FMわぃわぃの方から、
世界でIT支援をしている日本のNPO BHNテレコム支援協議会を
紹介してもらい、実用できる機材へと開発は一気に進みます。
長年海外支援をされてきたBHNテレコム支援協議会と協働で
インドネシアで修理材が手に入るのかなどの調査をし、
現地でのワークショップを開催。
今では、インドネシアで10台のバックパックラジオが使用されているそうです。
詳しくは下記の音声配信をチェック!
ぜひ、瀬戸さんの著書
「雑草ラジオ~狭くて自由なメディアで地域を変える、アマチュアたちの物語」を
読んでみてください!