Keep Green & Blue - Fm yokohama 84.7

背負って運べるラジオ局!? 被災地で活躍するバックパックラジオを描いた「雑草ラジオ」について①

今度の土曜日で、東日本大震災から12年を迎える今週は、
災害に着目したラジオに注目!
      
「背負って運べるラジオ局 バックパックラジオ」の開発者で、
「雑草ラジオ~狭くて自由なメディアで地域を変える、アマチュアたちの物語」の著者
 ライターの瀬戸義章さんをゲストにお迎えします!

今年1月18日に英治出版から発売された瀬戸さんの著書、
「雑草ラジオ」は、インドネシア、神戸での災害を機に立ち上げられたラジオたちの
役目や、バックパックラジオの開発への想いなどなど、
軽快な文章で冒険活劇のように読めてしまう「雑草ラジオ」。

前半では、インドネシアや神戸でラジオを立ち上げた方たちの物語。
後半は、瀬戸さんが発明した背負って運べるラジオ局=バックパックラジオが
どのようなきっかけから始まり、どのようにしてインドネシアで実用される
ようになったのかが綴られています。

ちなみに、瀬戸さんが開発した「バックパックラジオ」は、
お弁当箱サイズの送信機と、釣り竿のようなアンテナ、電源を
背負って運び、パッと広げてマイクを繋げれば、
そこがFMラジオの放送局が開局できてしまえるというもの。

ⒸBHNテレコム支援協議会_バックパックラジオの送信機!

上記の箱 手のひらに乗るサイズの送信機に、マイクと、電源、アンテナを繋げれば
出力は15ワット、電波が届く範囲は、半径2Km程度のコミュニティラジオが
開設できてしまうんだそうです!

しかも、この送信機は、なんと1万円!

もともと、発展途上国で災害の被害に苦しむ人たちを助けたいという想いから
開発された「バックパックラジオ」だけに、現地の人たちが購入できる金額で
作りたいという事から、この価格で作られています。
また、現地で使い、修理もできるように考えられています。


Ⓒ瀬戸義章_バンジャルヌガラの被災地で被災者に向けた災害放送

開発からおよそ5年で、実際にインドネシアでの実用にこぎつけた瀬戸さん。

ラジオがいかに人々にとってLIFE=命・暮らしに関わるものなのかを
感じる事ができる1冊となっています。
ぜひ、手に取ってみてください。

Ⓒ英治出版_雑草ラジオ

雑草ラジオ/英治出版
特定非営利活動法人 BHNテレコム支援協議会

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