
今週は、地域が一丸となってスタートした海洋プラスチックごみ対策
「SHIBA-Up」に注目!
今夜は、科学技術の力であらゆる環境問題を解決することを目指す
株式会社 ピリカ 代表取締役 小嶌不二夫さんを迎えて詳しくうかがいました!
小嶌さんの会社では、世界でのゴミ拾いをする人たちが楽しく交流ができる
ゴミ拾いSNS「ピリカ」をはじめ、
ごみ分布調査サービス 「タカノメ」や、
マイクロプラスチック調査サービス「アルバトロス」を通じて、
海洋・陸のごみの流出状況を調査されています。
今回のプロジェクト「SHIBA-Up」で注目されているのは「人工芝」ですが、
ピリカでの調査の中で分かった事の一つとして、日本の河川や海に流れ出ている
マイクロプラスチックの中で、「人工芝」が占める割合はなんと20%以上!
スポーツ施設やベランダや庭などに使用されている人工芝が、
摩耗してちぎれる事で小さな緑色のマイクロプラスチックになり、
雨などで排水溝へと流れ込み、川から海へと流出していきます。
実際に、砂浜でも緑色の小さなマイクロプラスチックは、たくさんみかけます。
この問題を何とか解決したいとピリカでは活動を続けられてきました。
そんな中今回、F・マリノススポーツクラブや横須賀市が、実際に現場を見る事で、
当事者として解決しようと動き、サッカーコート周辺から回収した
人工芝片を練習などで使用するマーカーコーンへとアップサイクルされました。
人工芝が海洋マイクロプラスチックとして流出しているという問題は、
なかなか認めてもらえず、苦戦されてきただけに、
とても画期的だと小嶌さんはおっしゃっていました。
また、川や海に流出してしまったマイクロプラスチックを回収することは、
とても難しいですが、今回、サッカーコートでみなさんと活動することで、
未然に防ぐことができている姿を見て、とても感動したそうです。
ちなに、今回の「SHIBA-Up」のような取り組みは、世界から見ても
初めての取り組みなのではないかとのこと。
人工芝自体をリサイクルする取り組みはあるんだそうですが、
人工芝のかけらを回収してアップサイクルしているのは、他ではないそうです。
日本発の取り組みとして、さらに、海洋マイクロプラスチックでの「人工芝」に
ついても世界に広まって欲しい活動だと思います。
そして、今回「SHIBA-Up」でアップサイクルされたマーカーコーンには、
QRコードがついていて、いつどこで回収された人工芝から作られたのかなどの
ストーリーを追えるようになっているんだとか!
ぜひ、下記のQRコードを読み込んでみてください。
今回の「SHIBA-Up」についての記事に飛ぶことができます。
今回の取り組みのように、回収したプラスチックごみを、
他の製品にもアップサイクルすることができるだけに、
日本国内で、プラスチックが循環する日もくるのではないでしょうか?
気になる方は、ぜひピリカにアクセスしてみてください。
小嶌さんたちのピリカでの取り組み、さらに、人工芝とマイクロプラスチックに
ついてなど、詳しくは、下記の音声配信をチェック!
株式会社ピリカ