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日本の風景に残していきたい 黒松に注目! クロマツプロジェクト代表 岡部真久さん③

「風景を未来へ紡ぐ」「風景を食べる」をコンセプトに
湘南のクロマツの原風景をオシャレに!美味しく残す活動をしている
クロマツプロジェクト代表の岡部真久さんにお話を伺っています!

今夜は、松と街に注目!
まずは、「風景を未来へつなぐ庭」について。

クロマツを残すのは、個人の庭でもできる。
しかし、それだけでは足りないと思い、庭を作ったら山がきれいになる、
そんな庭造りが出来ないかと始めたのが、「風景を未来へつなぐ庭」。
日本の山は、約3割が杉などの人工林。しかし、海外からの木材が安いため、
今ではほとんど使われず、手入れもされていません。
それを間伐をしてい日の光が入るようにすると、低木が生え、山の循環が始まります。
その間伐をした材を使って、岡部さんたちは、庭づくりをされています。
ふつう、ウッドデッキは、木材を板にしたものを使いますが、
岡部さんたちが手掛ける庭は、丸い断面を使い、丸いまま使用。
さらに、地中30㎝まで入れ、ドライなまま保てるよう、工夫がされているため、
木材が長くもち、さらに、木々の香りもするんだそうです。

庭を作れば、作るほど山がきれいになるシステムとなり、
Instagramなどで、公開されている庭をつくるのに、
山のおよそ100平米がきれいになっていくんだとか。
また、雨が降った時には、庭が水を大地に浸透させてくれるので、
国土の2割が住宅と言われている今、
それぞれの庭で、水を受け止めるようになると
河川の氾濫抑止力にもなるのではないかと、岡部さんは語っていました。
未来に向けて安全な風景づくりとして、庭からのチャレンジとして行っているそうです。

そして、もう一つの街での取り組みは「ちっちゃい辻堂」。


100年先の辻堂の風景を考えて作られている住宅エリア。
パーマカルチャーに興味があるという地主の方と一緒に進めているプロジェクトで、
大きな敷地の中に、一棟貸の住宅がぽつぽつ建設され、
まるで公園の中に家が建っているというような作りになっているとか。
現在、家を新築中で、そこで使われている材木は、「風景をつなぐ庭」でも
登場した神奈川県産の二次林材を使用。
また、そのエリアの内の駐車場や道は、微生物舗装となっていて、
荒れた竹林を整備して作られた竹炭を使用し、落ち葉などの有機物を
投入しているんだそうです。
その整備をワークショップなどで作られたそうです。

自然と一緒に生きていきたいと作られてる「ちっちゃい辻堂」
現在住宅の建設中で、8期まで予定されていて最終的には40棟ほどになるとか。
入居者も募集中ということなので、
ぜひ、HP、そして進行状況が分かるnoteを覗いてみてください。

なんでもたのしく人を巻き込むのが上手な岡部さん。
その雰囲気は、OAよりも熱く語っている下記の音声を聞いてみてください。
明日は、クロマツプロジェクトの「食べる」に注目します!

クロマツプロジェクトHP

クロマツプロジェクトInstagram

ちっちゃい辻堂HP

ちっちゃい辻堂Instagram

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