今週は、イギリス発のナチュラルコスメブランド「LUSH」に注目。LUSH JAPAN合同会社 広報担当 小山大作さんにお話を伺いました。
2007年から販売を開始し、15周年を迎えた「チャリティポット」。ハンドクリームとしても使えるボディクリームで、売り上げ全額が小さな草の根団体に寄付されるチャリティ商品です。
これまでの15年で42の国と地域で販売され、104億円が集まり、1万3700以上の団体に助成。日本では計6億5,000万円780以上のプロジェクトに助成されています。
コンセプトに共感して購入したお客さんと、原材料にかかるコスト・人件費などのLUSHの気持ちからの負担という、LUSHとお客さんのコラボレーションによって草の根団体を支援することに繋がることに、小山さんはこれまで購入してくださったお客様への感謝の気持ちを語ってくださいました。
「小さな草の根団体」というところにもLUSHのこだわりがあります。
社会課題と向き合って活動している団体はたくさんあり、大きな団体は政府や企業の支援を受けられます。しかし小さな団体は、見過ごされがちな社会課題の根本解決を目指していて、援助・人員が集まりにくい問題や、発信する場所・機会が少ないところが非常に多いもの。そういったところにこそ手を差し伸べたいと考えています。LUSHでは年間予算3,500万円以下の団体を基準にしていますが、その額を大幅に下回る団体がほとんど。それでもライフワークとして情熱をもって活動しています。
支援しているのは、主に人権を守る、動物の権利を守る、環境保護の3つのカテゴリ。活動内容について助成金の申請をしてもらい、2か月に1回のペースで審査をしています。
助成プログラムでは審査は年に1回というところが多いですが、社会問題の中には突発的に発生する今解決しなければいけないというものも多くあります。そういったものにもフレキシブルに対応できるようにLUSHでは隔月にこだわっています。
また地域に根付いた変化を作っていくことを大切にしていて、LUSHが”地域のために活動する団体”と”地域に暮らす人(お客さん)”を繋ぐハブとして機能できればという想いも。発信する場が少ない草の根団体がLUSHを声を上げる場所として使えるようにと考えています。中には店舗の主体でイベントを実施し、期間中の売り上げはその団体に寄付されるというケースもあるのだとか。
15周年を記念して商品が新しいラベルに。1つの商品に3つの枠があり人権、動物、環境の団体を紹介し、団体の広告の場としても活用を始めました。そこからスタッフとの会話が生まれ、団体やその活動について知るきっかけに。LUSHの店舗は化粧品販売の場であり、変革の場でもあると思い、お客さんと一緒になってこそ変化が作れると信じていると語ってくださいました。

現在チャリティポットには、チャリティポットコイン、パフューム(オンライン、新宿店限定)の商品も登場。もし身近に活動をしている方がいればプログラムの事を伝えて機会を活用してほしいともおっしゃっていました。
☆LUSH
☆LUSH チャリティポットについて
☆「あなたのサステナブルなこと」も番組に教えてください!
番組への感想もお待ちしています。
メールアドレスはこちら。
Twitterでは #847keep で感想をツイートしてくださいね。