今週は、サステナブルライフスタイルブランド CO+代表の才野英里子さんにお話を伺っています。
CO+の「テンセル™繊維混ノースリーブ」は、テンセル™リヨセルとオーガニックコットンを使用。
木材を使用する従来のリヨセルは加工の段階で溶剤を使用しますが、テンセル™リヨセルは溶剤を99%以上リサイクルし、水も循環。さらに工場では再生可能エネルギーを使用。循環型の製造過程として環境に配慮され、一番エコな素材とも言われています。リヨセル繊維に比べて50%の温室効果ガス削減しており、木材は持続可能な管理をされた森林からの調達を徹底していて安心できる素材です。
「テンセル™繊維混ノースリーブ」はテンセルリヨセルだけだとテロンテロンな素材のところを、オーガニックコットンと半分ずつ使用し、シャリ感とトロンとした落ち感があるおうち時間にもぴったりな素材に仕上げています。
カーキのようなブラウンのような色味は、コーヒー染めによるもの。東大阪の工場で染めており、東大阪での循環として地域でフードロスになるコーヒー豆や焙煎時に出るコーヒーの皮・チャフから生まれたコーヒー染めです。
CO+の製品の生産はすべてインドで行われています。才野さんにはインドにこだわる理由がありました。インターンでインドに滞在した時に訪れた農村部でカースト差別や、女性蔑視の慣習を目の当たりに。女性は教育が受けられなかったり、上のカーストの人の後に地域の資源を使う決まりがあり、そうした可能性が制限されている状態へのアプローチを考えるように。ゆくゆくはインドのそういった層の方に価値を提供できるブランドになりたいという想いから、インド生産と決めていたのだとか。
新卒で入社したIT企業を退職後、インドの価値提供に向けて以前訪れた農村部でのある女性との再会が印象的だったと振り返ります。インドでは20歳を過ぎた女性は結婚して家庭に入っているのが一般的な中、NGOで働き始めた彼女は働くことでの喜びを語ってくれて、"働くことで社会的役割を得られる""価値を提供していると感じられる"ことへの尊さを感じ、雇用を提供したいと思ったと涙をにじませながら語ってくださいました。
明日は、CO+が手掛けるライフスタイルアイテムについて伺います。
☆CO+
☆Instagram
☆Twitter
☆「あなたのサステナブルなこと」も番組に教えてください!
番組への感想もお待ちしています。
メールアドレスはこちら。
Twitterでは #847keep で感想をツイートしてくださいね。