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ITの力を使って子育て・教育情報で社会貢献!「株式会社ガッコム」代表取締役社長 山田洋志さん④

今週は子どもたちを中心にITの力を使って、情報格差のない世界を目指す株式会社ガッコム 代表取締役社長 山田洋志さんにお話を伺ってきました。
 

2020年からスタートした「ガッコム・むすびえ こども食堂マップ」は、全国にある子ども食堂情報が見られる初めてのサービス。"すべての小学校区にこども食堂を"というミッションのもと、「認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」が集めたこども食堂情報と、ガッコムの学区情報と地図化の仕組みを合わせたサイトになっています。

 
むすびえが把握している件数で、子ども食堂は現在全国に約6,000か所。今は件数が増えているところだとか。自宅でやっている子ども食堂は場所をオープンにしづらいなどの理由があり、情報が集まりにくかったそう。そこで具体的な場所をオープンにせず、小学校区にあるかないかを知らせるところからスタートし、現在は半数の3,000か所は具体的な場所が表示出来るようになっています。まだまだ地域格差がある状態で、このマップを見て、ゼロの地域で新しく作るという使い方もできるかもしれません。
 
データの把握に向けて、こども食堂にも呼びかけをされています。データ整備のため、共通データフォーマットを作り掲載のお願いをしているところだとか。開所時間、利用にお金がかかるか、対象年齢などで行きたいところを探せるようにしていきたいと今後について教えてくださいました。
山田さんはデータフォーマットを使用することで、物件の近くのこども食堂が載ったりと、こども食堂が行きやすかったり普通の存在になればという想いを持っています。実はこども食堂は子どもだけではなく幅広い世代が集まる場所。子どもたちはもちろん、おじいちゃんおばあちゃんや、大学生などが集い、子どもたちが勉強を教えてもらったり多世代で交流することで、新たな居場所にもなっています。
 
山田さんは、会社の事業の他に、絵本を海外に送るNPO活動や、お住いの川崎でも様々な教育活動をされています。最後に理想の教育の形について伺うと「自主性を高めて、自分たちで考えて自分たちで作っていける学校や教育が必要。貧困に苦しむ子どもたちを目の当たりにしてきて、最低限のインフラを確保した教育環境を整えていきたいと思っている」と語ってくださいました。
 
 
☆株式会社ガッコム
 
☆「ガッコム・むすびえ こども食堂マップ」
 
 
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