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実は知らない!?砂浜を知ろう!「全国砂浜ムーブメント2022」日本自然保護協会 志村智子さん・櫻井亜里沙さん②

今週は、「全国砂浜ムーブメント2022」について
公益財団法人 日本自然保護協会の志村智子さんと櫻井亜里沙さんにお話を伺っています。
 
「全国砂浜ムーブメント2022」で配布している「砂浜ノート」は、海や砂浜のことが楽しく学べるノート。
これを読めば砂浜の自然について生き物、環境、砂つぶ、海ごみなどを丸ごと学ぶことができます。 
 
お2人にオススメのページを伺ってみました。
櫻井さんが紹介するのは、子どもたちに人気の「ビーチコーミング」のページ。
まるで宝探しのようなビーチコーミングで見つかるものを紹介しています。
昨年はコロナ禍のため、家庭に砂浜ノートとビーチコーミングで拾った貝殻をセットにして送り、机の上でビーチコーミングをするオンライン講座が人気だったそう。
 
 

実際に相模湾(逗子、葉山、鎌倉、藤沢)で拾った貝を見てみると巻貝や桜貝などの様々な種類が。桜貝によく見られる穴は、実は他の貝が桜貝の中身を食べたくて開けた穴!砂浜を歩くことで海底での生き物のバトルを想像することもできるんですね。

 
そして、志村さんのオススメは「がんばる砂浜の生き物」のページ。
暑さや寒さが厳しく風も強い砂浜は生き物が暮らすには大変な環境。しかしだからこそ暮らしていける生き物について紹介しています。砂を被っても平気な植物や、砂そっくりにカモフラージュしているカニや鳥の卵など、砂浜ノートを持って歩いてみると気づくことができます。
 
その1つが"砂浜に降り注ぐ太陽の熱を利用する"ウミガメ。
北太平洋のアカウミガメが産卵に一番多く来るのが日本で、産卵・子育てには砂浜が必要不可欠です。太陽の熱が母ウミガメの代わりに卵を温めるので、砂浜が痩せて波が被りやすくなると卵が冷えてしまい孵化しなくなってしまいます。
そういった生き物たちのためにも広い砂浜があることが大切です。
 
 
東京都の新島はガラスのような砂、高知県の桂浜は色とりどりでゴツゴツしている、稲村ヶ崎は黒い砂浜など、浜ごとに色、粒の大きさ、斜面も違っていて個性が大事。
砂浜は陸上から運ばれた砂が、潮の流れで打ち寄せられて溜まったもので、山の地質、潮の流れ、地形によって角度が違うと粗さが変わってきます。一つとして同じ砂浜はないのだそうです。
 
詳しく学べる「砂浜ノート」は現在在庫切れ。増産の予約受付を実施しているので「全国砂浜ムーブメント2022」のサイトからチェックしてみてください!
 
※写真撮影時のみマスクを外しています
 
☆公益財団法人 日本自然保護協会
 
☆「全国砂浜ムーブメント2022」
 
 
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