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実は知らない!?砂浜を知ろう!「全国砂浜ムーブメント2022」日本自然保護協会 志村智子さん・櫻井亜里沙さん①

今週は、「全国砂浜ムーブメント2022」について、公益財団法人 日本自然保護協会の志村智子さんと櫻井亜里沙さんにお話を伺います。
 

「全国砂浜ムーブメント2022」は、日本の自然の海岸減少や海ごみの問題など、海や砂浜が直面している課題の解決を目指したプロジェクト。

21世紀には日本の砂浜は6割程度なくなってしまうという予測もあり、砂浜の抱えるたくさんの問題を全国の方と解決していきたいという思いで4年前からスタートしています。
 
砂浜を知らない人が多いので、まず砂浜を知ってもらうために作ったのが「砂浜ノート」
本来の砂浜は海の中から陸まで繋がって一つの生態系ができる場であって、私たちが砂浜と思っている湘南の砂浜も実は砂があるところが残っているだけ。近年では、そのように一部分しか残っていない砂浜が増えているそうです。
 
5〜6年前から砂浜が痩せてきているという話が聞かれるようになり、志村さんも生き物が変わってきていると感じているとか。
砂浜が痩せていくことで、砂浜にしか生きられない生き物が減ってしまうと生態系のバランスが脆くなってしまいます。
また海は穏やかなだけでなく大きな波や高潮の危険があるため、砂浜は危険を和らげてくれるバッファゾーンとなり、大事な役割を果たしているのです。
現状を知ってもらうことで、今なら砂浜の状況も良くなるのではないかと希望を持っています。
 
そこで「全国砂浜ムーブメント」では、1人でも多くの方に砂浜を見る目になってほしいと3つのアクションを実施しています。
 
「子どもたちにノートを届けよう」
海や砂浜のことが楽しく学べるノート。ビーチクリーンや自然観察会などで配られている。
 
「砂浜の生き物を調べよう2022」
BIOME(バイオーム)というアプリで生き物の写真を撮ってデータを集め、楽しく生き物を知ってもらうことから砂浜の保全につながる簡単に参加できるアクション。
アプリは、AIで種類を判別してくれるのでゲーム感覚で楽しめる。
 
「砂浜や街中でゴミを拾おう」
ゴミ拾いSNS ・Pirikaで全国や世界の方と楽しく繋がってゴミ拾いができる。
 
「全国砂浜ムーブメント2022」は、5月30日からスタートしていて、期間は12月まで。
ノートはすでに7,000冊以上申し込みがあり在庫がない状態に!
夏と冬で砂浜の姿が違い、冬は季節風の影響で生き物もゴミも漂着するものが多く、
人も少ないのでビーチコーミングは冬が穴場でおすすめなんだとか。
 
明日は「砂浜ノート」について詳しく伺っていきます!
 
※写真撮影時のみマスクを外しています
 
☆公益財団法人 日本自然保護協会
 
☆「全国砂浜ムーブメント2022」
 
 
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