今日は、環境活動家をなくしたい21歳の環境活動家・露木しいなさんにお話を伺いました。
しいなさんは横浜生まれ、中華街育ち。
15才まで日本の公立学校に通い、高校3年間を"世界一エコな学校"と言われるインドネシアの「Green School Bali」で過ごし、2019年6月に卒業。
入学のきっかけは環境問題を学ぶためと思われがちですが…当時は環境問題にまったく興味がなく、英語を話せるようになりたいと留学先を探していた時にたまたま見つけたのだとか。
グリーンスクールは、座学より行動が多いのが特徴。教科書がなく、世界中から集まってきた先生が経験をもとに授業を作っています。ビーチでゴミ拾いをしてどんなプラスチックゴミがあるのかを見たり、理科の授業でバイオプラスチックを作るなどの体験・経験が主になっているそう。
この経験によってしいなさんの活動の基盤が培われています。
学生がアウトプットできるのはテストくらいだと思っていたので、周りの友達を見て授業で得たことを行動で表せると学んだと振り返ります。
その中でも一番大きなプロジェクトは「バイバイプラスチックバッグ」というプラスチックバッグをなくそうという活動をしているNPO。
グリーンスクールに通う姉妹が、10歳と12歳の時にバリ島のゴミ拾いから始めて最終的にバリで使われるビニール袋を禁止にする法律を作りました。
投票権を持つ前に法律を変えたことがかっこよく、同い年でここまでできるんだと刺激をもらったと言います。
そんなしいなさんが在学中、環境問題に取り組んだのが、妹の肌荒れをきっかけにした化粧品の研究。
最初は人のためにいいものを作ろうと思っていたが、学校で学びを深めていくとモノには生産過程と処理の過程が必ずあり、消費以外にも動物実験、リサイクルされないプラスチックの山など様々な問題があることに気が付きました。この3つの視点からよりよいものを作ろうと、15歳の時に研究に加えて国連の気候変動会議に参加し環境を深く学びました。
グリーンスクール卒業後の2019年9月、学んだ環境問題を母国の日本で変えていくことに生かしたいと慶應義塾大学環境情報学部に入学。
1年間勉強した後、学ぶだけだと変わらないと思い休学。行動から解決の一歩にするためアウトプットとしてこれまでに26,000人、 180校以上で講演を行っています。講演では、グリーンスクールや開発したコスメ、地球温暖化、どう行動していけばいいのかという3つをお話しされています。
明日はしいなさんが開発した「Shiina Cosmetics」について伺います。
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