高校生が持続可能な地球の未来を考え行動するために、SDGsを探究し、
社会課題解決に向けたアクションアイデアを表彰している「SDGsQuest みらい甲子園」。
2021年度 首都圏大会で受賞した5チームをご紹介しています。
今夜も、アクションアイデア「「廃油のアップサイクル」を通じた循環社会への探究」で、
「2021年度首都圏大会 審査員特別賞」を受賞したチーム「aenoia(エノイア)」(三田国際学園高等学校)の根津はる香さん、野口璃羅さんにお話を伺いました。
廃油による二酸化炭素の問題とパーム油の森林破壊の問題を同時に解決するアイデアとして発表された「廃油のアップサイクル」。
アイデアの実現までには色々な苦労がありました。
洗剤開発のために本や動画を漁って資料を探し出会ったのが、カメルーンの研究者が廃油から洗剤を作る動画。フランス語だったので頑張って翻訳して洗剤の材料を読み取ったそう。
また「aenoia」の2人は文系コースなので学校のラボを使う機会がなく、中学の理科の教科書を引っ張り出して研究の基礎から学んだり先生に相談したりと研究を行うこと自体にも試行錯誤があったと話していました。
また洗剤を作る連携企業を探している時には、ある企業の社長から「こんなことをやっても意味がない」と言われて落ち込んだり、「興味がない」と断られたりとサポート企業を見つけるまでにも苦労があったとか。
そんな苦労を乗り越え、現在はサポート企業との商談を進めている最中。
高校3年生の2人は、受験のために1月まで活動を休止しますが、その後マーケティング、パッケージデザインを進め高校卒業前にテストマーケティングができればと考えています。
中学1年生までベルギーで過ごした根津さんは、好きな先生をきっかけに環境問題に興味を持って当時から解決に携われる人になれたらと漠然と思っていたそう。
今は資源の問題に興味があり、資源を採取される側にはどんな影響があるのかを研究したいと進路を考えているとか。
一方、野口さんは海外大学を目指し、効率的で環境にもいいレジェネラティブ農業に興味を持っているそうです。
「aenoia」の「捨てるという概念を捨てる」に通じる進路!
洗剤の実現に向けて進む2人、これからも注目していきたいですね。
☆SDGsQuestみらい甲子園 「2021年度首都圏大会 審査員特別賞」受賞
aenoia (三田国際学園高等学校)
・首都圏大会は2022年度も開催決定!
・大会開催日は2023年3月、エントリー開始は10月下旬予定です。
・詳細は決定次第随時公式HPにて発表予定
・なお、授業の一環として取り組む学校もかなり増えているため、
既にHPには来年度のプラン提出用のテンプレートを公開しています。
☆「あなたのサステナブルなこと」も番組に教えてください!
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