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子どもたちが多様性と向き合うきっかけ作り!SDGsQuest みらい甲子園「イナズマシックス」(国際基督教大学高等学校)①

高校生が持続可能な地球の未来を考え行動するために、SDGsを探究し、
社会課題解決に向けたアクションアイデアを表彰している「SDGsQuest みらい甲子園」。
2021年度 首都圏大会で受賞した5チームをご紹介しています。
 
今夜はアクションアイデア「児童教育を通して考える多様化との向き合い方」で、
「ファーウェイ賞」を受賞した「イナズマシックス」(国際基督教大学高等学校)から、村山璃桜さん・菅原凪紗さん・長岩蒼樹さんにお話を伺いました。
 

アクションアイデア「児童教育を通して考える多様化との向き合い方」は、
小さな子が先入観を持つ前に、違う人たちと互いに分かり合うことにフォーカスした内容。
村山さんはブラジル、菅原さんはアメリカ、長岩さんはイギリスなど、メンバー全員が帰国子女ということを活かせると考えこのテーマに決めたと言います。
 
海外で児童教育を受け感じたこととして、ブラジルでは多国籍なため差別問題や国籍に関する話が学校であったり、家族や政治などなんでもオープンに話し、みんなで問題を見つけていたこと。
イギリスでは友達に断食している子もいたりと違ったルーツを持つ人が身近だったことなどを挙げてくれました。
帰国して違和感を感じたり、居心地が悪かったり、違いを感じたことや、
「現地でアクセントを指摘されたのは差別だったのでは?」など、帰国したことで比較できるようになって気がついたことをピックアップしました。
 
また現地では日本語をほぼ喋っていなかったので、日本に帰国してから他の国との接点が減ったと感じたそうです。日本にいることで海外に触れる機会がないなら教育面で何か変えられないか?と考えたのが、今回のアクションアイデアのスタートに。
 
アクションアイデアをまとめるにあたり、リサーチとして、大学教授とNGO団体へのインタビューを実施。
異文化間教育を専門とする明治大学特任教授の佐藤群衛さんには、"差別と教育がどう関わっているのか"、多様性を含む子どもたちを取り巻く問題を扱う国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンの松本さんに"どうあれば小さい子どもたちにメッセージを伝えられるか"を伺っています。
 
そこから、実際の行動として児童館との交流を実施。
異文化、他の国籍を持った人はどんな人なのかを知ってもらうために、小学校低学年の子どもたちに英語で話してもらったり、他の国について考える機会を作り、実際に子どもたちが想像以上に海外のことを知っていて驚いたとか。
さらに、他の国を知り、違いを肯定的に考えてもらえるようにするのが次のステップ。
無意識状態でポジティブに感じられることが理想なので、押し付けではなく自分からいいなと思ってもらえるように意識したと語っていました。
 
明日もイナズマシックスのメンバーにお話を伺います!
 

☆SDGsQuestみらい甲子園 ファーウェイ賞受賞
イナズマシックス(国際基督教大学高等学校)
 
☆SDGs QUEST みらい甲子園 https://sdgs.ac/
・首都圏大会は2022年度も開催決定!
・大会開催日は2023年3月、エントリー開始は10月下旬予定です。
・詳細は決定次第随時公式HPにて発表予定
・なお、授業の一環として取り組む学校もかなり増えているため、
 既にHPには来年度のプラン提出用のテンプレートを公開しています。
 
 
☆「あなたのサステナブルなこと」も番組に教えてください!
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