Keep Green & Blue - Fm yokohama 84.7

全国の高校生の未来に向けたアイデアを表彰!SDGsQuest みらい甲子園事務局 板本りつさん①

現在、教育の現場では「持続可能な社会の創り手の育成」を目標に様々な教科の場面でSDGsの学びが始まっています。
 3週にわたって「SDGsQuest みらい甲子園」2021年度 首都圏大会で、受賞した5チームをご紹介してきましたが、今夜は2021年度の大会について、そして、全国ではどんなSDGsアクションアイデアが出てきたのか、SDGsQUEST みらい甲子園事務局の板本りつさんに伺いました。
 
「SDGsQuest みらい甲子園」は、高校生が持続可能な地球の未来を考えて行動する為にチームでSDGsを探究し社会課題解決に向けたアイデアを考える機会を創発し、アクションアイデアを発表・表彰するコンテスト。
産官民共同のパートナーシップを形成して運営し、2019年に関西エリアと北海道からスタートしました。
 
2019年度は61校、200チーム、800名から始まり、
3年で400校、1400チーム、5,600人を超え大きな広がりを見せています。
はじめは学校の課題として嫌々取り組み始めたチームでも、そこから地域や地球の未来に目覚めて、進路や将来の目指す道が決まった生徒もいるのだとか。
 
2021年度の大会は、北海道、首都圏、静岡、東海、関西、九州北部の6エリアで開催。
それぞれの地域での特徴を伺いました。
 
北海道は、広大な土地柄から「陸の豊かさも守ろう」に関するアイデアが多く参加する高校も農業高校が多く見られます。
東海は、ものづくりに関わる企業も多いことから「つくる責任、つかう責任」
静岡は、東西に長く海に面した地域が多いことから「海の豊かさを守ろう」と、生活に身近なものの中でアイデアを探すことが多いようです。
すぐにテーマが思いつかなくても、自分たちが何ができるかチームで考えていくうちに"未来がこうなっていたらいいな"とワクワクするプランが提案されることも多いとか。
 
関西でも「つくる責任、つかう責任」のアイデアは多く、食品ロスに注目した農業高校では実際に農家に行って農業体験をした中で分かった規格外野菜の廃棄について問題の提議も。野菜のマルシェの開いて現状を訴えてアクションしたものをプランに載せています。
 
関西エリアの貢献目標の中には、首都圏ではあまり見られなかったいじめ問題や、メンタルヘルスに関する課題も。
滋賀県庁まで挨拶に行って表彰されたチームもあります。
滋賀県はSDGsに対してや、県民に耳を傾ける姿勢があるので、早くから始めている地域は意識も高くベースができていると感じるとか。産官民に携わる人たちも高校生を子供としてではなく共同するパートナーとして見ています。
 
この時代に生まれているということもあり、大人以上にしっかりとした考えを持っている高校生。
板本さんは大人が作った負の遺産を負の遺産とせずに、暗い気持ちで終わらせずに未来を生きていく意志を感じて勇気づけられるとおっしゃっていました。
 
明日も「SDGsQuest みらい甲子園」について伺います。
 

☆SDGs QUEST みらい甲子園 https://sdgs.ac/
・首都圏大会は2022年度も開催決定!
・大会開催日は2023年3月、エントリー開始は10月下旬予定です。
・詳細は決定次第随時公式HPにて発表予定
・なお、授業の一環として取り組む学校もかなり増えているため、
 既にHPには来年度のプラン提出用のテンプレートを公開しています。
 
 
☆「あなたのサステナブルなこと」も番組に教えてください!
番組への感想もお待ちしています。
メールアドレスはこちら。
Twitterでは #847keep で感想をツイートしてくださいね。
 

top