高校生が持続可能な地球の未来を考え行動するために、SDGsを探究し、社会課題解決に向けたアクションアイデアを表彰している「SDGsQuest みらい甲子園」。
2021年度 首都圏大会で受賞した5チームをご紹介しています。
今夜はアクションアイデアアクションアイデア「一枚の地図から新たな気づきを-ロゲイニングを活かしたまちづくり」で、
「2021年度首都圏大会 SDGs Questアクションアイデア最優秀賞」を受賞した
ヨコハマ探検隊(関東学院高等学校)から、髙川陽菜さん、黒田百合美さんにお話を伺いました。
「一枚の地図から新たな気づきを-ロゲイニングを活かしたまちづくり」は、
マップを使ってチェックポイント巡り、得点を集めるスポーツ:ロゲイニングに着想を得たもの。
授業でマップを作り、自分たちが見逃しているものの多さに気づいたことから、様々な人の立場に立てるロゲイニングに可能性を感じたと言います。
イベントの参加者に当事者意識を助成することで、誰もが住み続けられる街づくりに貢献できるのではないかと考えて提案されました。
ヨコハマ探検隊がロゲイニングに注目したきっかけは、コロナの影響で研修旅行がなくなった代わりにロゲイニングをすることになったことから。校内で実施した際は、得点を取ろうと夢中になって楽しかったそう。
作成した地図は桜木町、横浜駅、日出町、中華街、みなとみらい、石川町の6エリア。
チェックポイントには点字ブロック、音声付き信号機、車椅子対応の電話ボックス、他言語対応の掲示板、外国人向けにお金の払い方の説明がある自動販売機などの設備が選ばれています。
マップ作成は"もし自分の目が不自由だったら"という当事者目線に立つことができるいい機会に。
またロゲイニングを実践してみると、普段何気なく歩いている場所で、いつもは気づいてない発見があって為になったそう。日出町エリアにある車椅子対応の公衆電話は、一見すると普通でも段差がなくドアが広くなっているという工夫に気づいたと言います。
野毛山動物園の近くには老人ホームがあり、またベビーカーの人でも使いやすいようになっているのでないかと車椅子対応の公衆電話が設置されている理由を考察していました。
その中で浮かんだ問題点は、場所によって設備に偏りがあること。
桜木町、横浜駅、みなとみらいは様々な人に優しい設備が揃っているが、日出町や中華街は、比較的少なく、ロゲイニングでそのことに気がつけば改善できるのではないかと考えています。
このアクションアイデアで広めたいのは、ロゲイニングを通してハンディがある人にとって優しい施設を知ってもらい、体験した人が障害者や高齢者などに伝えていくこと。病院やスーパーなどに行きづらいと思っている人の助けになればと語ってくれました。
明日もヨコハマ探検隊(関東学院高等学校)のお話を伺います!
☆「2021年度首都圏大会 SDGs Questアクションアイデア最優秀賞」受賞
ヨコハマ探検隊(関東学院高等学校)
・首都圏大会は2022年度も開催決定!
・大会開催日は2023年3月、エントリー開始は10月下旬予定です。
・詳細は決定次第随時公式HPにて発表予定
・なお、授業の一環として取り組む学校もかなり増えているため、
既にHPには来年度のプラン提出用のテンプレートを公開しています。
☆「あなたのサステナブルなこと」も番組に教えてください!
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