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あらゆる素材を再利用!エコノロジーブレイン株式会社 増田信次さん①

今週は、あらゆる素材を無駄にはしない エコノロジーブレイン株式会社代表の増田信次さんにお話を伺っています。
 
「エコノロジーブレイン」という社名は、エコロジー(環境)とテクノロジー(技術)とエコノミー(経済性)が実現できるように付けられた造語です。。
もともと商社マンとしてリサイクル関連の投資をされていた増田さんですが、「日本のために環境に優しいことをやりたい」と独立。航空機の複合材料のリサイクルする仕事をし、炭素繊維の専門家でしたが、SDGsなどの流れにより、現在はプラスチックや企業のサーキュラーエコノミーの監修をメインに、アドバイザーや顧問として関わる会社の技術とニーズとシーズをマッチングする役割を担っています。
 
自らをサステナブルマテリアルクリエイターと呼ぶ増田さんのこだわりは、「エコノロジーブレイン」が扱う材料に現れています。新素材は本当に環境負荷が低いのか?という疑問から、"もったいない精神"を基本に「あるものを使う」ことを大切にされています。
 

例えば、コロナ禍の初期に開発したのが「さわらナイン」

触らずに鍵を開けたり、エレベーターのボタンを押したりできるアイテムです。リサイクル材料100%、捨てられているものを再利用しています。黒くて臭いといったリサイクルプラスチックのイメージを変えたいという思いから、見た目がナチュラルで、香りや風合いが出る様々なタイプのものを考案。
 
使われるのは間伐材や竹の他に、コーヒーショップから出るコーヒーカスやアパレルの廃棄衣類の再利用。
コーヒーカス60:リサイクルプラスチック40で作られたものはコーヒーの香りがしたり、月桃の搾りカスで作られたものは、爽やかな香りがします。
他にも、ホタテの貝殻は、青森、広島で多く捨てられており、その量からすべてを有効利用できないという原料。ホタテの貝殻はアルカリ度が強く抗菌性があるため、抗菌認証を取ったものを使っているのも特徴です。
サトウキビを入れると強度が上がるなど組み合わせで生まれる商品のメリットも様々。
人気の商品の「さわらナイン」は、こういった素材でこんな形のものが作れるという見本となっているそうで、そこから、この素材で手すりを作りたいなどのニーズが生まれていきます。
 
環境に優しい素材というと天然のものが良いと思われがちですが、生分解性の樹脂は海外から輸入して加工しているのが現状。何でも生分解性の素材にしても、日本ではゴミとして出せばほとんどが燃やされてしまうので、それで良いのか?という疑問も。生分解性素材は、耐久性がないのでシングルユースのものが多いため、プラスチックでも使えるものは長く使い倒した方が結果としてエコになると増田さんは語ります。
 

実際にそんな「エコノロジーブレイン」の製品を見られるチャンスが今週やってきます!

「NEW2022環境展 」@東京ビックサイト
5/25(水)-5/27(金)
エコノロジーブレインブース(東5-U506)
※以下のサイトから事前登録すると入場料1000円が無料になります。
 
 
☆エコノロジーブレイン株式会社 http://econologybrain.com/
詳しい活動内容はinstagram、facebookで
 
 
☆「あなたのサステナブルなこと」も番組に教えてください!
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