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あらゆる素材を再利用!エコノロジーブレイン株式会社 増田信次さん④

今週は、あらゆる素材を無駄にはしない エコノロジーブレイン株式会社代表の増田信次さんにお話を伺ってきました。
 
今回、当番組へのご出演につながったのは、ビーチのマイクロプラスチックを効率的に選別する「すなふる」でした。これは、高校生だった松木君が3Dプリンタで開発。
かながわ海岸美化財団のメンバーでもある増田さんは、彼のビーチクリーンのリポートを見て、何か一緒にできるのではないかと、コンタクトを取ったそうなんです。
開発者の松木君に話を聞いたところ「マイクロプラスチックは拾えるけれど、すなふるもプラスチックで作っていてこれは本当にエコなのか?」と考えていたそうで、ならばと、増田さんたちが持つ技術を使って、ビーチで集めた海洋プラで「すなふる」が作れるのかを実証。結果、95%海洋プラを使用し、柄の部分は間伐材を使った「すなふる」を作ることに成功しました。
3Dプリンタで作ると、1つにつき8時間ほどかかってしまうため量産は難しいのですが、設計図などはできているため企業などから廃材を使って作りたいという声が上がれば、コラボすることは可能だそう。
昨年12月に開催された「サステナブルマテリアル展」でもすなふるは大好評だったとか。
 

「すなふる」開発者の松木君とDJ MITSUMI。

コロナ禍の巣ごもり時期はデリバリーや宅配が多く利用されましたが、宅配便も梱包方法に変化があり、緩衝材を詰めた大きな段ボールではなく、紙封筒1つでの配送になるなど意識の変化があり、SDGsの意識が高まっていると増田さんは分析しています。

 
また増田さんは、竹炭にも可能性を感じています。元来、日本は漆喰など炭の文化が盛ん。
有機系廃材を炭にすると1/10の量に減り、灰にせず炭になるということはCO2があまり出ないというメリットもあります。マテリアルとしては、眼鏡フレームにできないか?という相談もあり実現に向けて動いているのだとか。内装材などほとんど全てのものに成形することができると言います。
 
最後に、エコノロジーブレインの未来図を伺うと、「循環型社会はエリアで完結させるもの。神奈川県は環境意識が高く全てがあるので、エリアでの循環型社会を実現するお手伝いをしていきたい」と語ってくださいました。
 

海洋プラスチック95%で作られた「すなふる」を手に記念撮影。

☆エコノロジーブレイン株式会社 http://econologybrain.com/

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