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海岸をキレイに!かながわ海岸美化財団 柱本健司さん④

今週は5月1日(日)に、みなとみらい クイーンズスクエア横浜 1階 クイーンズサークルで行われた「みなとみらい KINGDOM~SPRING 2022~」での、公開収録の様子をお届け!
ゲストは、日本で唯一、海岸清掃を専門に手掛けている公益財団法人 かながわ海岸美化財団の柱本健司さんです。
 
ビーチクリーンで注意したいゴミはまだあります。
 
先日、逗子海岸で未使用の実弾が発見されました。衝撃を加えると爆発する可能性がありとても危険です。処理に困って川に捨てたゴミが、海が荒れた時に流れ着いたものだそう。
ゴミを出さなければ自然はいい状態を保てるけど、出したゴミは回収するしかありません。拾う、出さない両方の取り組みが大切と柱本さんはおっしゃっていました。
そのほかの驚きの海岸ごみとしては・・・
 

今年神奈川の海岸に流れ着いたマリンマーカー。これは、船に積んである海で遭難した際に煙を出すもの。見た目がボロボロでもとても危険なので、見つけたら絶対に手を触れず、そのまま警察に連絡して引き取ってもらうようにしましょう。

錆びた釘は、海の家が建っている海岸から多く出てきます。これは、海の家を解体する際に回収しきれずに、こぼれた釘が落ち、夏のふかふかした砂では、釘が沈んでしまいんだそうです。そのため回収が難しいのですが、冬から春にかけて風で表面の砂が飛んだ後の固い砂の中から発見されます。
 

釘は厚手の手袋をして、そっと拾うのも正しい広い方ですが、ハンドマグネットを使うのも便利。夏の後始末が出来ていないとこういったゴミが現れる原因となります。

 
また、ビーチクリーンではゴミ以外にも季節柄で注意したいことも。
 

これからやってくる夏に一番危険なのが、カツオノエボシ(電気クラゲの一種)

見た目は綺麗ですが、触ると電気が走ったような衝撃でとても痛い!季節に合わせて危険なゴミや生き物を確認するのも大切です。
 
全国的に見てもビーチクリーンが盛り上がっているのが神奈川県。グーグルトレンドで検索すると、神奈川県が飛びぬけていると言います。ほかにないボランティアと美化財団が協力する仕組みは他県からも相談を受けるそうです。
 
5月30日が「ごみゼロの日」ということで、神奈川県では「ビーチクリーンアップかながわ2022」と題して、各海岸でビーチクリーンが予定されています。
個人でビーチクリーンをしたい時には一週間前に美化財団にHPのフォームや電話で連絡を。ゴミ袋の提供、ビーチクリーンの後は指定の場所へ置いておくと回収しサポートしてくれます。
ビーチクリーンに関する情報は、美化財団のHPでチェックしてください。
 

美化財団のキャッチコピーは、「捨てないことが、いちばんのゴミ拾い。」

柱本さんは最後に「まずは捨てないこと、時間があればビーチクリーンにご参加いただけたら嬉しい」とおっしゃっていました。
 

☆公益財団法人かながわ海岸美化財団 https://www.bikazaidan.or.jp/

 
 
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