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あらゆる素材を再利用!エコノロジーブレイン株式会社 増田信次さん③

今週は、あらゆる素材を無駄にはしない エコノロジーブレイン株式会社代表の増田信次さんにお話を伺っています。
 
身近にある素材の再利用し様々な形へと変化させています。例えばコーヒーカスと木粉から作られた板は、溶かしたものをところてんのように押し出す方法で作り、パイプ状の手すりなどに使用されます。
また、プレスして、形を抜く工程から、コースターなども作ることができます。素材は同じでも、プレスや3Dプリンタなど、作りたいものによってその方法が変わってきます。金型が必要になったり、材料による注意点などもがありますが、なんでも使うことが可能なのだとか。
 
企業のコンサルでは、ゴミとして捨てていたものを自社で再利用したいという会社が増えていると言います。リサイクル業者で断られた話を持って来られることが多いので、難しい素材も多いそう。
ワインを絞った葡萄のカスやお茶のカスなどは、これまで一部は、燃料や肥料などに利用したりしていますが、大きな工場ではその全量を処理するのは難しく、廃棄されていることが多いそうです。
日本で多いのは、稲藁、間伐材、竹などや、コーヒー、日本茶などペットボトル飲料になっているもののカス。最近はパイナップルやみかん、りんごの皮などの相談もくるんだとか!
 
海外ではサステナブルな行動として、まずリサイクル材を使うのが一般的。しかし、日本はいきなり脱プラを目指し、自然由来なもの、新しい素材のものへと手を伸ばしがちですが、それらは、シングルユースで終わってしまう商品も多く登場しています。「まずはもったいない精神で捨てているものを何度も使うことが大切」と増田さん。
もともと日本は焼却炉が進んでいて、みんな燃やしてしまっていましたが、世界は燃やさない埋めないという動きに舵を切っているので、まず出来る取り組みとして、日本でも家の中でリサイクルプラスチック製品を使って欲しい教えてくださいました。
 
海外では、三角のリサイクルマークの真ん中に5と書いてある商品も。その素材は5回リサイクルされているという意味になります。
プラスチックを破砕して輸出するのではなく、選別して綺麗な状態でリサイクルする技術が進んでるのと、原料に戻してまた作り直すケミカルリサイクルというやり方も増えています。
しかし、汚いもの、混ざり合ったものはケミカルリサイクルが難しいので、増田さんは、どうしようもないものは、二酸化炭素を出さない方法で、電気などのエネルギーにしていきたいと考えています。エネルギーを作る原料のほとんどを海外から輸入している日本だけに、サーマルリカバリーで捨てられたペットボトルや廃棄物を、ちゃんと電気に変えていればいいのではないか?と今後の展開への思いを語ってくださいました。
 

実際に「エコノロジーブレイン」の製品を見られるイベントが開催中!

「NEW2022環境展 」@東京ビックサイト
5/25(水)-5/27(金)
エコノロジーブレインブース(東5-U506)
※以下のサイトから事前登録すると入場料1000円が無料になります。
 
☆エコノロジーブレイン株式会社 http://econologybrain.com/
詳しい活動内容はinstagram、facebookで
 
 
☆「あなたのサステナブルなこと」も番組に教えてください!
番組への感想もお待ちしています。
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