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三宅島のクジラ 沖山雄一さん③

今週は、三宅島のCAFE 691/有限会社沖倉商店 代表の沖山雄一さんに、三宅島のクジラについてお話を伺っています。
 
沖山さんとクジラの関係は、2013年にさかのぼります。
当時、三宅島の海岸にマッコウクジラの死体が打ち上がり、美ら海水族館で働く同級生に連絡すると「骨や歯を採取してこい!」と返事が。その時、動物の骨を採取するボーンハンターという存在を知ったのだとか。
そして、骨を加工するボーンカービングにも出会います。日本のボーンカービングの第一人者・ハンセン神谷さんは、桑田佳祐さんや、木村拓哉さん、浜崎あゆみさんなどのアーティストにもティキ(ハワイの神様の像)を掘ったり、ネックレスを作っている方。
その神谷さんに連絡をしてみると工房に誘われ、自分たちが採取したクジラの骨でネックレスを掘るワークショップに参加することに。神谷さんにボーンカービングを知りたいならと、ハワイ島をすすめられます。
 
そして、翌2014年にハワイ島へ。自分で掘ったボーンカービングのネックレスをして、へイアウという神殿に行った時の事。現地にいた先住民の方に、「ハワイでは大きな生き物は人に知られずに死んでいく。死体は神から選ばれた人しかアプローチできない。あなたは決められた人だからやりなさい」と言われます。その後、アメリカ最南端のサウスポイントでクジラを見て運命を感じ、三宅島のカフェでボーンカービングを始めるように。
 

ボーンカービングは、一度失った生き物にもう一度命を吹き込む作業。
釣り針の形は、命を助けるという意味を持ち、これまで沖山さんが作成したボーンカービングのネックレスをした海や山で仕事をしている人達から命を救われたと言われ、現在もカフェと共に、ボーンカービングも続けています。骨折した骨がくっつくように、骨が魂を受け継いでいくと考えられています。インスピレーションを感じた方に購入していただきたいという理由から、沖山さんのカフェでのみ販売されています。
 

自然豊かな三宅島には様々な生き物が。

伊豆諸島にだけ生息するオカダトカゲは絶滅が危惧されていますが、沖山さんの自宅が繁殖に適しているらしく、たくさん生息しているのだとか。
 

明日は、今週末開催される三宅島についてのイベントのお話を伺います。

 
☆三宅島 沖倉商店 CAFE691  https://ameblo.jp/okikura/
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