Keep Green & Blue - Fm yokohama 84.7

サステナブルな生き方をガイド!Webメディア「ELEMINIST」プロデューサー 深本南さん④

今週は、サステナブルな生き方をガイドしてくれるWebメディア「ELEMINIST」プロデューサー・深本南さんにお話を伺ってきました。
 

「ELEMINIST」のサイトには、SDGsをわかりやすくガイドする特設ページが掲載されています。インプットだけでは、17個の課題は解決されないので、始めの一歩を踏み出すための辞書になればと、すべての目標の下に「わたしたちがすぐに起こせるアクション」として、5~10のすぐに実践できる事例も載っています。
すべての問題を有識者やNGO団体などに監修してもらったことや、読者にとって本当の一歩になるのは何かを議論した結果、掲載までに1年ほど時間がかかったそう。
一度慎重にものを作れば、そこから先は色々な人に伝わるので、大事なことこそ時間をかけてでも、みんなにとってワクワクするようなものを想像して世に出すことが「ELEMINIST」の神髄と、深本さんはおっしゃっていました。
 
またすぐに始めやすいアクションとして、家庭の中で一番 二酸化炭素を出している電力に注目し、「電力を再生可能エネルギーに切り替える」ことを提案してくださいました。5~10分で手続きが出来るので、手軽でインパクトのあるアクション。電力の切り替えという項目を今後ELEMINIST SHOPに追加する構想もあるのだとか。
そして、フードロスも温暖化に直結するため「飢餓をゼロに」の項目も注目してほしいSDGsの目標の一つです。
 
「ELEMINIST」は、事業主側の読者も多く、「作る責任使う責任」に意識を置いている人が多いのが特徴。
使う責任として今すぐにでもエシカルなものが欲しいと思っていても、作る責任の段階で停滞しているフェーズが非常に多いと言います。そのためメディアもショップも、そのヒントとなるようなエッセンスを発信することを心がけています。
 
停滞している作る責任のスピードを上げ、本質的なものが作れるように「ELEMINIST」では、スクールの開校準備も進めているそう。インプットした後に、どう実践するかが大事なので、作る責任にいち早く手を差し伸べて前進していくことで、SDGsの目標全体が活性出来るような形で支援していきたいと考えられています。
 
現在たくさんの構想や準備を抱えている深本さんが大切にしているのは、"10年先を考えたうえで今何を優先してやるべきかを往復して考える"バックキャスティング型の考え方。選択肢を間違えると一度失われた自然や動物は二度と戻ってこず、自然豊かな恵みは一度失うと再生には50~100年かかってしまいます。
気候危機は「待ったなしであと10年」という中で何をすべきか、何をすれば多くの人を動かせるか、前に進んでいくことで、今後の「ELEMINIST」を見るたびに進化していると、楽しみながらついてきてもらえたらとお話されていました。
 

 
☆webメディア「ELEMINIST」
 
☆深本南さんのInstagram
 
 
☆「あなたのサステナブルなこと」も番組に教えてください!
番組への感想もお待ちしています。
メールアドレスはこちら。
Twitterでは #847keep で感想をツイートしてくださいね。
 

top