今週は、山・登山のSDGsについて、株式会社 山と溪谷社 Yamakei Online部の高橋 楓さんに伺っています。
長年、登山者と山を見つめてきた「山と渓谷社」では、様々なサステナブルな取り組みもされています。
月刊誌「山と渓谷」では登山道の整備、環境保全、山のトイレ問題、鹿の食害などの記事を昔から定期的に続けてきました。またSDGs関係の書籍も出版されており「脱プラスチックへの挑戦 持続可能な地球と世界ビジネスの潮流」「DRAWDOWNドローダウン― 地球温暖化を逆転させる100の方法」など気候変動に関心のある人にはぜひ読んで欲しいという本です。
出版以外だと、昨日も登場した山の自然や文化の継承を目的として設立された日本山岳遺産基金があります。登山道整備に関する講演会やイベント、キャンペーンを行っていて、これも山に登り続けるために大事なことだと言います。
高橋さんに「サステナブルな登山」とはどんなものか質問すると、"登山道が整備されていて自然への影響が適切な登山"というお答えが返ってきました。サステナブルやSDGsなど言葉自体はここ数年でも、登山に関わる人にとっては元々取り組んでいたこと。登山道整備の団体は全国にあり、ふるさと納税を利用したクラウドファンディングで整備をしている自治体もあるのでぜひ探してみてはいかがでしょうか。
また山では、海外の方とすれ違うことも。サステナブルな登山が盛んな国として、ロングトレイルを地元ボランティアが整備しているアメリカや、フットパスや、ナショナルトラストなどを擁するイギリスを挙げてくださいました。
最後に登山初心者に気持ちよく山を登るためのアドバイスを頂きました。
気をつけるのはゴミを落とさないこと、登山道から外れないで歩くことくらい。登山道の整備をしているのは地元の方が多いので、経済を回す観点でも山麓で美味しいものを食べたり、温泉に入ったりどんどんするのが楽しさもあっていいのではということでした。
「山と渓谷社 Yamakei Online」
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