今週は、今話題の本「マンガでわかるLGBTQ+」(講談社)に注目!
「パレットーク編集長」の合田 文さんにお話を伺いました。
「マンガでわかるLGBTQ+」は、中学生などの若い世代や、性的思考や性自認に悩んでいる小学校高学年くらいの子、また保護者や先生に読んでほしい本。
親に言えない葛藤や、話しても本質のところで違うと感じるというもやもやエピソードも掲載されています。大切だからこそ身近な大人に言えなかった人は多いと言います。性のあり方の多様さは普通のことなのだけれど、もしかしたら悲しませてしまうかもと思わせてしまう世の中が問題で小さな胸を痛めてしまう小中学生も多い。そんな時に周りの大人がいつでも言ってくれていいと窓を開けてくれるような存在であってほしいと思うと話されていました。
ある会社の上司との会話から、学ぶ機会を設けて上司が変わっていく様子が描かれているエピソードも登場します。
誰でも変わっていくことができるはず。上手くいったことがある人ほど頑固さが抜けないところがあるけど、進んで周りを傷つけたい人は少ないはず。
男性社員に彼女いないの?と聞く人がいるかも。良かれと思って聞いたが、それが彼氏かもしれない。嘘をついて話さないといけないのは苦しくないですか?
自分ができる範囲で何ができるか、どう話せばスムーズにストレスなく働くにはと話が展開していきます。
でも本当は悩む時間を仕事や勉強を一生懸命頑張る時間にあててほしいので、頑張るのは当事者ではなく周りという思いからこのお話が掲載されています。
偽らずに話せることが生きやすくなることが学べました。
「LGBTQ+とマイノリティとして分けることが失礼にはならない?」という質問に合田さんはこう答えてくれました。
ゲイであることのアイデンティティを大事にしている人にはアイデンティティの軽視になってしまうし、今ゲイであることで大変な思いをしている現状を差し置いて関係ないと言うのはちょっと乱暴な部分も。
誰のことも大切にするフラットな姿勢は重要だが、世間も社会のシステムも追いついていないのが現状。
話してみて解ることもたくさん。
話してみて、考え方が違うと理解する姿勢が一番大事かもしれません。
パレットーク編集長・合田文さん
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