今週は、今話題の本「マンガでわかるLGBTQ+」(講談社)に注目!
「パレットーク編集長」の合田 文さんにお話を伺いました。
「マンガでわかるLGBTQ+」の本の帯に書かれている言葉には、
「あなたはいくつ答えられますか?」
「Q1 LGBTQ+の「T」とはなにか説明できる YES/ NO 」など
考えておきたい、私たちの日常のシーンが提示されています。
この本の中には、”婚姻は子どもを産んで育てるためにあるという主張にもやもやした”というエピソードが出てきます。
同性婚を求める裁判で国側は「婚姻は伝統的に生殖と子の養育を目的にする男女の結合」と主張。でも、主人公はそれだけではないと思う。
主人公のお姉さんは不妊治療をしており、「頑張ったけど、二人で生きていこう」ということになった。じゃあ、姉夫婦は国の言う婚姻の目的を満たしていないのかと怒りを覚える。
というもの。
年代と地方によって、結婚が家と家の繋がりだった頃の常識、
家を絶やさないようにしようという戦前の流れを汲んだ考えの人もまだまだ多いのが現状。今は「個人の幸せ」にシフトしていっているのでこれから変化しているのではと合田さんは考えます。
そして、自治体によっては変化が始まっている所も。渋谷区・世田谷区から始まったパートナーシップ制度は、同性カップルを婚姻に相当する関係と認め、パートナーと証明する制度。
しかしこれも区によってルールが違うので、どこに住むかによって条件が変わってきてしまいます。国から認められ家族と扱われれば、税金の面や、共同で親権を持てる、パートナーが外国人の場合の配偶者ビザ、病院の面会など、様々な権利が認められます。自治体によっては、パートナーシップ制度にお金がかかるところも。引っ越してしまったら条件が変わったり、そもそも制度が無かったりと二人の生活が不安定になってしまうところも課題です。
一緒に生きていくために結婚と「同じ」権利を主張しているのですが、理解が得られてきていても、なかなか今の政治だと動かない…
1秒でも早くこの状況を変えていくためにはみんなが自分事として考えることが大切。
漫画で理解してもらって、そういったことを応援しているところに政治を任せたい。
知ったうえで何を選ぶかという土台を作っていければいいと思うと語ってくださいました。
パレットークのTwitterアカウントはこちら
マンガでわかるLGBTQ+書籍についてはこちら
☆「あなたのサステナブルなこと」も番組に教えてください!
感想や、あなたの周りのSDGsな取り組みなどご紹介する予定です。
メールアドレスはこちら。
Twitterでは #847keep でも感想お待ちしています!