今夜も、PEACE CRAFT代表 そして、株式会社UPCYCLE JAPAN 代表取締役の西村正行さんにお話を伺いました。
UPCYCLE JAPAN®(アップサイクルジャパン)は、2017年に設立。木の廃材でモノづくりをしていた西村さんですが、ある時翻訳された海外の記事を読んでアップサイクルという言葉を知りました。そこで、「自分がやっていることもアップサイクルに入るのでは?入れちゃえ!」と、アップサイクルという言葉を口に出したり、発信していくうちに視野が広がっていったと振り返ります。
そんな時に知り合ったのが、プロスケーターでデニムを使って達磨を作っている
「ACRAFT」の清水葵さんと、市場で捨てられる魚を使って二宮町で料理をしている
「Kai's Kitchen」の甲斐昂成さんというお2人。この2人もアップサイクルだと感じ、アップサイクルの可能性を感じたと言います。日本全国でアップサイクルしている人を探しまくって「UPCYCLE JAPAN®」を作り、全国に発信しようと決意。2018年に活動を開始されました。
まず、2018年の夏に作品を集めてポップアップの展示会を開催。この時、10ブランドが参加し、これがゴミだったの!?と来られた方もびっくりしていたそう。反応を見て、これは続けていけばムーブメントを起こせるかもしない。僕らがやっていることは環境に貢献しているのではと思ったという西村さん。ただもったいないモノづくりではなく、これを世の中に広くことで環境保全に役立てられるのではと色々な人に声をかけ、SNSやブログで発信していました。しかし、やはり紙で日本全国の環境に敏感なお店や、環境に敏感な方が友達に配ったりできるのが一番ではないかと考え、現在はフリーペーパーをメインに発信されています。現在は店舗を持つ加盟店、オンライン、アーティスト集団などを含め22の団体が「UPCYCLE JAPAN®」に参加しています。
ちなみにリサイクルとどう違うのかというと、リサイクルは回収したごみを再資源化して再度製品化するもの。対して、アップサイクルは回収したごみの形を活かしたり、別の素材やアイデアを組み合わせてまったく別のものを作る行為を指します。リサイクルは再資源化する際に一度価値が下がってしまうのでダウンサイクルとも言われますが、この対義語として、価値のなかったものに価値を与えるという意味でアップサイクルと呼ばれるようになりました。リサイクルは再資源化・製品化の際にエネルギーを使うため、その点でもアップサイクルのほうが負荷が少ないと言われています。
どんな方たちが「UPCYCLE JAPAN®」に集まっているのか、また明日お伝えします。
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