「SDGs Quest みらい甲子園 神奈川県大会 2020」の
全94チームの中から、ベスト10に選ばれた学生の皆さんをご紹介しています。
「SDGs Quest みらい甲子園 神奈川県大会」は、今回初めて開催された
高校生が持続可能な地球の未来を考え行動するために、SDGsを探究し、
社会課題解決に向けたアイデアを考える機会を創発し、
そのアクションアイデアを発表・表彰する大会。
今日は、神奈川県立秦野高等学校 ホタル探求会の
高橋美宇さん、河西真奈美さん、高橋万里菜さんにお話を伺います。
3人が考えたアクションアイデアは「夏の風物詩を守れ~蛍たちの今~」
国内でホタルの減少が話題になっていたことから
ホタルという身近で親しみのある生き物に調べたいと思い、
またホタルを守るという取り組みが地域社会にどんな影響を与えるのか
知りたかったといいます。
ホタルの減少の原因と、その原因に対して考えたアイデアは4つ
1 里山の荒廃
→里山の高齢化を抑止し、地域の活性化をさせるために
都市部の若者のIターン、Uターンを促進。
里山の魅力を動画サイトなどを通じてPRすることを提案
2 ホタル観賞者のマナー
→ホタル生息地の保護と重要性の周知
教育の一環として小中学校などでホタル観賞を行う
3 生息地の減少と環境の悪化
→周辺住民が主体となった生息地の保護活動
4 生息地周辺の道路を走る車のヘッドライトや近隣住民からの公害
→一定期間の夜間明かりを減らす取り組みを
地域の住民主体で行うことが大事
これらのアクションで、地方の過疎化・高齢化が抑止することは
都市の過密が緩和され都市問題の解決にもつながるのでは?
また明かりを消す活動はエネルギー資源の削減にもつながり
ホタルの生息地を守る取り組みは結果として地域社会に
いろいろな場面でとてもいい影響を与えるのではないかと考えています。
生き物が好きな3人、
秦野っぽくてみんなが好きな生き物を選ぼうとホタル探究会を結成しました。
ホタルには、儚くて日本らしさがあるところが好き。
中井でホタルがキレイに見える場所に連れて行ってもらったことがあり
静かにぽつぽつ光るのが素敵だなと思ったなど、
ホタルの思い出を教えてくれました。
また、実際にこの大会に出場してみて、思いも生まれたそうです。
・日常生活にどうやってSDGsを取り込んでいくかを
大会が終わってからもごみの分別などでも感じるようになった。
・今回はホタルに焦点を当てたが、ホタルのように数を減らしている生物は
たくさんいるので、ほかの虫や生物の現状にも興味がわいた。
・ごみ拾いのボランティアをしたことがあり、
ホタルの住んでいる地域のごみ清掃などもこれから出来たらいいなと思う。
など、アイデアに向き合ったこれからについて語ってくれました。
3人には、明日もお話を伺います!
3月27日の大会の様子は、YouTubeで見ることができます。
☆神奈川県立秦野高等学校
https://www.pen-kanagawa.ed.jp/hadano-h/
☆SDGs QUEST みらい甲子園
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