Keep Green & Blue - Fm yokohama 84.7

マッハコーポレーション①

6月は環境月間ということで、今日から3日間、マッハコーポレーション株式会社 代表取締役社長の赤塚剛文さんをお迎えします。
FMヨコハマでは、毎週日曜日の朝5時30分からの番組「マッハドリーム~宇宙への夢~」でもおなじみです。
 
マッハコーポレーションは、人工衛星搭載用のユニットなどを手掛ける宇宙に深い関係のある企業。今日は宇宙の「環境問題」について伺いました。
 
実は、宇宙にも「スペースデブリ」と呼ばれるゴミが数多く存在しています。今年の5月にも、宇宙ステーションのロボットアームにゴミが衝突。もし居住区に当たっていたら!と考えると怖いですよね。
そんな宇宙ゴミを、現在は地球から監視していて、低軌道では、約10センチ、静止軌道上では1メートルのゴミまでは判る様になりました。低軌道は地球から400キロ離れていて、東京ー大阪間の10センチのゴミが見えるという感覚です。
小さいものも含めると地球の周りに10億個のゴミがあるということになります。
ゴミの中にはライフル銃が撃った球の10倍の速度で、地球の周りを飛んでいるものもあります。また2007年に中国が衛星の破壊実験をし、宇宙ゴミもど~んと増えてしまいました。
そこで、国際連合宇宙平和利用委員会を作り「ゴミ低減のガイドライン」(防止策)を作り、人工衛星を打ち上げられる国は、デブリを増やさないように気を遣うように変化。そして、現在は更に、ゴミの回収を目指して動いています。
 
宇宙ゴミの回収は現在試行錯誤している最中。レーザー光線で溶かす、トリモチでくっつける、網ですくう、大気圏に落とす、宇宙に飛ばすなど様々なアイデアが提案されています。また、デブリの観測にアメリカの「民間会社leolabs」が参入。最近では低軌道で2センチのデブリまで見える様になっています。日本でもベンチャー企業のアストロスケール社が100億円の調達を行い、海外企業と手を結んで、海外に支社を作って、スペースデブリの回収に向けて動いてます。
 
そして、マッハでも新しいレーダーを開発中。高周波で、消費電流が極めて少ない、小型・軽量の半導体レーダーで完成すれば1ミリ以下の宇宙ゴミも分解が可能だとか。日本も新たな開発をしないと世界から取り残されてしまうので頑張りますと意気込みを語ってくださいました。
 
最後に、宇宙環境を守るためのポイントを伺いました。
1.スペースデブリを出さない努力
2.スペースデブリの除去
3.スペースデブリとの衝突を防ぐ   
4.国際的なルールを定める
大きく分けると、この4つの課題が見えてきます。
 
明日も赤塚さんにお話を伺います!
 
☆「あなたのサステナブルなこと」も番組に教えてください!
感想や、あなたの周りのSDGsな取り組みなどご紹介する予定です。
メールアドレスはこちら。
Twitterでは #847keep でも感想お待ちしています!
 

top