「SDGs Quest みらい甲子園 神奈川県大会 2020」の
全94チームの中から、ベスト10に選ばれた学生の皆さんをご紹介しています。
「SDGs Quest みらい甲子園 神奈川県大会」は、今回初めて開催された
高校生が持続可能な地球の未来を考え行動するために、SDGsを探究し、
社会課題解決に向けたアイデアを考える機会を創発し、
そのアクションアイデアを発表・表彰する大会。
今日は、神奈川県立横浜国際高等学校 世界征服 from YISの
樋田唯花さんと、谷口萌絵さんにお話を伺います。
2人が考えたアクションアイデアは
「学校給食における 植物性食品への転換」
谷口さんは環境問題への取り組みとして、環境問題に配慮した食生活として
具体的にはお肉を摂らない=ミートフリー、一括りにすると
ベジタリアンやヴィーガンの食生活を試しています。
それに関わるアクションを起こそうと勉強する中で
幼稚園や子どもを持つ家庭の方が、子どもが自分の意志でベジタリアンと
決めているにも関わらず給食で食べざるを得なかったり、
自分の選択で食生活を選べない状況にあることを知りました。
その状況を変えられないかと考えたのが、小学校や幼稚園での給食に
牛乳を植物性ミルクに変える選択肢を加えたいという案を考えました。
自分たちの力だけでは足りないということで、
環境問題や社会福祉で活躍している国会議員とのインスタライブを通じてSNS上でシェア。
2,000回以上再生され、効果があったのではないかと感じたと言います。
このアイデアを広げるにあたり、SNSを上手く使い続けていき
給食の選択肢を広げる目標を達成できればいい。
このアクションを広げることで最終的にSDGsの枠組みである
平和、飢餓の削減、自然環境の保護といった観点から
地球を守れるのではないかと思うと話してくれました。
2人がチームを組むことになったのは
谷口さんが、以前からベジタリアンについての話し相手でもあった
樋田さんに声をかけたことがきっかけ。
樋田さんは半年ほど前から、谷口さんの影響で
ヴィーガンやベジタリアンの考えに賛成し始め、2人で何かできたらという話をしていたので
誘われた時には、ここでやるしかないと快諾したそうです。
出場を決めてからエントリーまでは1ヶ月。
限られた時間の中でアイデアを練り、その中でできることを
実行した上でエントリーしようと決めていました。
最初は住んでいる横浜市の給食センターや教育委員会に
そういった選択肢を作れないか相談したが金銭面や栄養面など
思考が及んでいなかった範囲のことまで考えなければいけないという
ことを知り、一筋縄では叶わないと痛感したことが大変だったことだとか。
このアイデアは、子どもたちに選択肢を渡すことも素晴らしい点の一つ。
動物性食品である牛乳が毎日出ることは、
いいことだと思われているし、今まではそう感じていたが
いい面・悪い面をきちんと知った上で選択できることが何より大切。
それが悪いからこっちにしてくださいというのではなく
どちらが正解なのか自分で決められるものが
これから必要になってくるのではないかと思うと想いを語ってくれました。
「世界征服 from YIS」のお2人には、明日もお話を伺います。
3月27日の大会の様子は、YouTubeで見ることができます。
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