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2021年5月24日(月)SDGs Quest みらい甲子園・平塚学園高等学校 ハマユウ①

「SDGs Quest みらい甲子園 神奈川県大会 2020」の
全94チームの中から、ベスト10に選ばれた学生の皆さんをご紹介しています。
 
今回初めて開催された「SDGs Quest みらい甲子園 神奈川県大会」は、
高校生が持続可能な地球の未来を考え行動するために、SDGsを探究し、
社会課題解決に向けたアイデアを考える機会を創発し、
そのアクションアイデアを発表・表彰する大会。
 
今日と明日ご紹介するのは平塚学園高等学校 インターアクト部 ハマユウの
浅井美月さん、青木響さん、川口凛香さんです。
 
3人が考えたアイデアは
「平塚海岸ゴミ0宣言~プラスチック削減で温室効果ガスも減らそう~」
 

 
平塚学園の近くには湘南の海があり、インターアクト部では 定期的に海岸清掃を行っています。
そこで様々な種類のゴミを実際に目の当たりにしたことによって海洋ゴミ問題に対して、全ての生物の命に危機を与えることを問題視しました。
海洋プラスチックゴミから温室効果ガスが発生するため、それを少しでも 防ぐためにはプラスチックを削減することが大切。
そのために地産地消や3Rを呼び掛けて実際に行動しやすいアクションを設定することで、1人でも多くの人へのプラスチック削減への意識向上を目的とし ています。
 
日本のプラスチックゴミの排出量はなんと世界5位。
そこから脱プラスチックの重要性を考えました。
プラスチックは分解されず、マイクロプラスチックになってしまうと
取り除くことが困難。そこで「平塚海岸ドクター」 となり、海岸、生活、産業の3つの観点から様々な方法でアプローチするというのが「ハマユウ」の提案です
 
「海岸」の観点から、海洋ゴミをゼロにするために"海岸清掃"を行う。
生活」の観点からは、プラスチック削減のためにゴミの発生を抑制するリデュース、再利用・再使用を行うリユース、再資源化するリサイクルの"3R"を行う。
そして、「産業」の観点から行うのは、"地産地消"。
日本は食料自給率が低く、半分以上を輸入に頼っているため、長距離輸送で多くのフードマイレージ (食料の総輸送量や距離)が発生。
地産地消によりフードマイレージを減少させ、輸送時の過剰包装を防ぐことでのプラスチックの削減、CO2の削減にも繋がると考えています。
また1番の方法として家庭菜園を行い、自給自足をすすめています。
 
さらに、この方法を広めるために「校内地産地消弁当ウィーク」を提案。
平塚学園では生徒・先生ともに毎日お弁当を食べているため
地産食材を使うことを呼びかけ、地元食材だからこその安さや鮮度を
気づくきっかけになって欲しいと訴えていました。
そのほかにも「海洋ゴミアートコンテスト」を開催し、
楽しみながら環境問題を意識するきっかけにするものも。
 
これらの活動で海洋ゴミをゼロにして温室効果ガスを削減することで
地球温暖化による自然災害や伝染病の対策に繋げたいという3人。
近年多く発生している大雨や洪水、昨年からの新型コロナウイルスによる
負の影響とを新たに発生させないために
平塚海岸ドクターを広めて他の市区町村の方にも取り組んでいただきたいと
思いを発表してくれました。
 
3月の神奈川県大会では、実際に他のチームアイデアを聴いて
当事者だからできることに焦点を当てていたり、誰かのために活動している
ことが印象的。違う視点でSDGsという同じ目標に向かっていることに刺激を受けたそう。
 
明日も平塚学園高等学校の「ハマユウ」の皆さんが登場します。
 
 
3月27日の大会の様子は、YouTubeで見ることができます。
 
☆SDGs QUEST みらい甲子園 
 
 
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