「SDGs Quest みらい甲子園 神奈川県大会 2020」の
全94チームの中から、ベスト10に選ばれた学生の皆さんをご紹介しています。
今回初めて開催された「SDGs Quest みらい甲子園 神奈川県大会」は、
高校生が持続可能な地球の未来を考え行動するために、SDGsを探究し、
社会課題解決に向けたアイデアを考える機会を創発し、
そのアクションアイデアを発表・表彰する大会。
今日と明日は鎌倉女学院高等学校・SKY‘S THE LIMITの
長田紗智子さんと、矢野瑠莉さんにお話を伺います。
大会ではトップバッターだったこともあり
思うように発表できなかったという悔しさがありつつも、
上位10組に入ったことを喜んでいた長田さんと矢野さん。
そんな2人が考えたアクションアイデアが、
「健康・安心を実現するエコロジー社会へ~アレルギーの人も気楽に外食~」。
幼い頃から食品アレルギーを持つ矢野さんは、外食でメニューの原材料が非表示だったり、
予想外の料理にアレルギー物質が含まれていたりして
アレルギーの症状が出てしまうという経験が何度かあり
「アレルギーでも安心して外食できる仕組み」の必要性を考えたそう。
現状の問題点として
・外食は食物アレルギーに関する食品表示など情報量が少ない
・アレルギーに対する社会の理解が十分進んでいない
・誤ってアレルギー物質が入った料理を注文してしまった場合、
廃棄して食品ロスにつながる の3つを挙げ、
解決するためのアイデアとして
・アレルギー物質のメニュー表示を飲食店に推進
・配慮を行っている飲食店にマークをつける
・食べ残しを持ち帰るドギーバッグを活用する を提案しました。
そして、アレルギー患者が安心して外食でき、
店舗はアレルギー対応の負担と、食料廃棄物を減らせる
このアイデアを広める手段として
対応店舗が確認できるMAPとメニューを共有するSNSの機能を備えた
アプリの活用を考えました。
具体的なアイデアを考え始めたのは大会の3ヶ月前。
しかし幼い頃から感じていた社会のアレルギーへの理解や、
外食でのアレルギー対応への疑問、
料理が来てからアレルギー物質が入っているとわかり
捨てざるを得ない罪悪感を抱いたことから、小学生の頃から
解決策について考えていたと話してくれました。
また提案を考えている時に、
”日本人は1日におにぎり1個分程のまだ食べられる食べ物を捨てている”と知り
アレルギー問題を主題にしているのに、食品に関する環境問題の解決策を
入れないのはまずいのではないかと話し合い
ドギーバッグをアイデアに盛り込むことに。
そこには別の視点が必要だったので難しいと感じたそうです。
明日も鎌倉女学院高等学校・SKY‘S THE LIMITチームの2人にお話を伺います。
3月27日の大会の様子は、YouTubeで見ることができます。
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