2020年10月21日

【第212回】松重豊×幅允孝

俳優の松重豊がマスターをつとめる
FMヨコハマ「深夜の音楽食堂」

ついに今週末！10月24日（土）に
松重豊初の短編小説・エッセイ集
「空洞のなかみ」が毎日新聞出版から
発売されます！

そして、松重マスターと
番組にご来店いただいた
アーティストのみなさんとの
スペシャルコラボムービーも
第三弾が公開！
今回はOvallのShingo Suzukiさん！！

チャンネル登録よろしくお願いします♪

■『空洞のなかみ』発売イベント■
発売日の10月24日（土）に
下北沢の本屋「B&B」から
有料でオンライン配信されます！

詳しくはB&Bのオフィシャルサイトを
ご覧ください。

さぁ今夜は、ブックディレクターの
幅允孝（はばよしたか）さんに
ご来店いただきました！

＜プロフィール＞
1976年愛知県生まれ。
慶應大学法学部卒業後、少々、海外放浪
その後、書店員を経て
株式会社ジェイ・アイに入社。
伝説的な編集者、石川次郎さんに
編集を学びました。
2005年、選書集団「BACH」を設立。
ホテル、カフェ、企業など様々な場所の
ライブラリー制作、本の売り場のディレクション
本から派生した広告やイベントなどを
手がけ、最近では、こどものための
図書文化施設「こども本の森」（大阪）や
神戸アイセンター・ピジョンパーク
長野のブックホテル「松本本箱」
ロンドン、ブラジルなどの
JAPAN HOUSEや京都立誠図書館etc…
また、ご自身の著書
『本なんて読まなくたっていいのだけれど、』の他
兵庫県城崎温泉の出版NPO「本と温泉」の
編集・企画にも携わっていらっしゃいます。

松重マスター
「私と幅さんの関係というのは
ちょっと奇妙な縁でございまして
かれこれ十数年前、中目黒の飲み屋で
集まりがあったんですよね。」

幅允孝さん
「あれは、かなり不思議な集まりだったなと
今でも覚えています。
俳優のかたや、小説家の万城目学さんと
一緒に行った記憶があります。
僕は、あのとき勝村さんに呼んでいただいて
ふらっと行った時に初めて
松重さんとお会いしました。」

松重マスター
「ブックディレクターをやられてるということで
よせばいいのに僕の生まれが
長崎だったので、長崎の原爆の話とかをして
“何で広島の原爆の本ばかりあって
長崎の本がないんだ”みたいに
くだを巻いたんですよね（笑）
それで、しばらくして、高瀬毅さんの
“ナガサキ消えたもう一つの「原爆ドーム」”
という本と同時に
[幅書店の88冊あとは血となれ、肉となれ。]
という幅さんの著書をいただきまして。
“くだを巻いて迷惑をかけたな”と思って
それが頭にずーっと残っていて
今回、恥ずかしながら
自分で本を書いて、あ！そうだ
これを機会に幅さんにラジオのゲストに
来ていただいて、あの時の事を
ちゃんと謝ろうと思って！」

♪Today's ON AIR♪

1. Livro／カエターノ・ヴェローゾ
幅允孝’sリクエスト

2.HOLY DAY／マヒトゥ・ザ・ピーポー
幅允孝’sリクエスト

3.Soulful I Need That in My Life/STEVE ARRINGTON
松重豊’s リクエスト

お話いろいろ…
・“ふらっとQUSUMI”で焼肉を食べた幅さん
・幅さんが思う、本の良いところ
・「けっこう変態だねぇ！」と唸る松重マスター
・ブックディレクターとは？

幅允孝さん
「書店で働いていたんですけれど
なかなかやっぱり本屋さんの
売上って上がらないので
じゃあ人がいる場所に
本を持っていくしかないなと思って
2005年にBACHという会社を
作ったんですけど、最近多いのは
公共図書館の仕事ですね。
（中略）
今は時間の奪い合いが激しすぎちゃうので
没入に、かなり長い時間を要する本って
なかなか手にとってもらいづらく
なっているんですけれども
そういったところで、もうちょっと
本を読むような、モチベーションとか
環境みたいなものを
どうやったら作れるものかなと思って
仕事をしています。」