
第203回の放送はいかがでしたか?
こんにちは、最近、文学にハマっているライターMです。
変わらず「Rebellmusik」を聴いてくださる皆さま、ありがとうございます。
レベムジファミリーの皆さまの、その耳と心に、今日もちょっとだけ、お邪魔させてください。
さて、5月18日は「ことばの日」。
ごろ合わせで「5(こ)10(と)8(ば)」だそうです。
記念日を作った方のダジャレ魂に、心から敬意を表したい。
日本ってこういうところが、可愛いですよね。
私は、言葉を生業にしているはずなのに、
たまに「ことば」がまったく信用できなくなる日があります。
「ごめんね」が、なんか軽く聞こえてしまったり。
「大丈夫」が、逆に不安をかきたてたり。
言葉って、便利だけど、ちょっと不器用。
そして、ものすごく気まぐれ。
たとえば、初対面の人に自己紹介する瞬間。
自分を正確に伝えたいのに、急に語彙が不足してしまって、
「えーと、最近は…文章とか…書いてます…」って言ってしまうのです。
そういうとき、私はいつも「ことばの靴ずれ」みたいなものを感じるんです。
サイズが合ってないのに無理して履いた靴のせいで、
心がちょっとすりむけるような感覚。
でも、そんなときこそ音楽がある。
SUGIZOさまのギターが鳴るとき、
その音は、言葉の代わりにすべてを包んでくれる。
そんな事をリスナーの皆さまのメールから感じます。
SUGIZOさまのファンの皆さまは言葉がとても豊かで素晴らしい。
皆さまのメール拝読するたびに、無理して言葉を探さなくても、
「わかるよ」って誰かに言ってもらったような気がするんです。
「ことば」は時に不器用だけど、
「音」はときどき、ことばの翻訳者になってくれるんです。
それでもやっぱり、私はことばが好きです。
たまに転ぶし、誤解も生むし、
意味が宙ぶらりんになることもあるけれど、
そのたびに誰かに近づくきっかけにもなる。
だから私は、今日もせっせと、言葉を並べます。
あ、でももし途中で靴ずれしてたら、
「ちょっと言いすぎたかも」とか、
「今日はここで休もう」とか、
自分に優しくしてあげてくださいね。
では最後に、今日の「ことば」をひとつ。
「声に出した瞬間、優しくなれる言葉は、ほんものだ」
みなさまにとって、そんな言葉が、ひとつでもありますように。
ぜひ、皆さまの「ことば」をたくさん聞かせてくださいね。
レベムジ一同、楽しみに待っています。
それでは今週オンエアーした楽曲をご紹介しましょう!
<SGZ’s Recent Favorite>
このコーナーは、古今東西カテゴリー関係無く、SUGIZOが現在ハマっている音楽を紹介して
いきます。
今週は、ドイツのバンド、Kammerflimmer Kollektief(カマーフリマー・コレクティフ)、
2005年のアルバム『Absencen(アヴセンセン)』から「Lichterloh」。
M-1 Lichterloh (リヒターロー)/Kammerflimmer Kollektief
ドイツのエクスペリメンタル・バンド、Kammerflimmer Kollektief。
ジャズ、インプロゼーション、サイケデリック、ポストロック、ノイズなどを融合させてラディカルで
エキセントリックなサウンドを構築。
トーマス・ウェーバーによって、1997年にドイツ南東部の街カールスルーエで結成。メンバーは、
ハイケ・アウミュラー、ヨハネス・フリッシュ、クリストファー・ブルンナー、ハイケ・
ヴェンデリン、D・ヴルム。彼らはジャズ、ノイズ、電子音楽、フリージャズ、実験音楽を融合させた
スタイルを演奏。
これまでに8枚のアルバムをリリースし、多くのジャズおよび電子音楽のコンピレーション・アルバム
にも参加。2012年には、ドイツの作家ディートマー・ダートと共にバンド「The Schwarzenbach
(シュヴァルツェンバッハ)」を結成し、アルバム『Farnschiffe(ファーンシッフェ)』を
発表している。
『Absencen』は、通算5作目。ジャズ、エレクトロニカ、即興演奏など様々なジャンルの糸で
紡がれている。生楽器が織り成すエレガントでスイートなアンサンブルと絶妙な電子音のエフェクトが
一つに溶け合い、暖かみのある浮遊感に溢れた心地よく耳に響くサウンドとなっている。
Kollektiefはある意味すごく2000年代的なスピリチュアルジャズと言えます。
それはSUGIZOがいつか到達したいひとつの理想の音楽。
結果的にはだいぶ異なる方向へ向かいましたが、このバンドの在り方はSHAG復活のヒントに
なりました。
▼Lichterloh/Kammerflimmer Kollektief
https://youtu.be/k-9IR7AX6Qs?si=GbMUGiKL3Ze06SbO
続いては、
<SGZ’s Rootsmusik>
このコーナーは、SUGIZOが大きく影響を受けた音楽を紹介します。
ピンク・フロイドの1987年発売のアルバム『A Momentary Lapse Of Reason』から
「On The Turning Away」。
M-2 On The Turning Away/Pink Floyd
『鬱』(A Momentary Lapse of Reason)は、1987年に発表された、ピンク・フロイドの
アルバム。
ロジャー・ウォーターズ脱退と、バンド再始動をめぐる裁判を経て発売された、新生フロイドの第一弾
アルバムとして、大きな注目を集めた作品である。
邦題表記は2009年スペシャルプライス盤から『モメンタリー・ラプス・オブ・リーズン』に
変更された。原題の意味は「一時的な理性喪失」。
ロジャー・ウォーターズは前作『FINAL CUT』発表後の1985年、正式にピンク・フロイドを脱退。
デイヴ・ギルモアとニック・メイスンは、バンドの存続を表明。新作制作に入ることを発表した。
しかし、自分自身こそがピンク・フロイドであると考えていたウォーターズは、そのことを認めず、
「ピンク・フロイド」という名称を使用しないよう訴え、裁判を起こした。結局は、フロイド側が
ウォーターズ側に対して使用料を支払うこと、『ザ・ウォール』の権利をウォーターズ側が独占的に
保有することなどを条件として和解し、ギルモア主導の形でピンク・フロイドが始動することに
なった。
SUGIZOはこれまでギルモア体制になって以降のフロイドにはあまりハマってきませんでした。
60年代70年代がやはり凄すぎますから。。。
しかしある理由で今回改めて深掘りしてみると、その素晴らしさにSGZはノックアウトされました。
ある意味ギルモアのソロアルバム的プロセスで生まれたこのアルバム、確かにそうとも言える内容で、
ウォーターズ体制時に顕著だった強力なメッセージ性、確固たる精神性は、言葉の魅力&強さは希薄と
なりましたが、そのサウンドプロダクション、楽曲自体の完成度が凄まじく、ある意味「狂気」時を
彷彿させる大傑作となりました。盟友ストーム・ソージャーソンによるアートワークもフロイド作品の
中においても随一と言えます。
▼ On The Turning Away/Pink Floyd
https://youtu.be/4w_rTULsZPk?si=opOjmmam4OxpzRHI
最後の曲は、
SUGIZOが劇中歌&劇伴を担当した、ヴィジュアル系題材の映画『V.MARIA』から
M-3 V.MARIA/SUGIZO feat. 瑠美加
映画『V.MARIA』は、亡き母がヴィジュアル系バンドを好きだったことを知った少女が、楽曲や
ヴィジュアル系カルチャーとの出会いを通して自己を見つめ、成長していく姿を描いた青春ドラマ。
そのエンディング・テーマをお送りしました。
LUNA SEAの「VIRGIN MARY」再構築作品で、新世代シンガー瑠美加をフィーチャリングした
美しく深淵な楽曲。
まだ音源化されていない本邦初公開曲です。
▼『V.MARIA』予告編
https://youtu.be/6PSwyZJA3ik?si=wzZjfNvXKx-r1CKf
みなさんからのメールをお待ちしております。
まで!
毎週抽選で5名の方に、番組ステッカーをプレゼントします。
ご希望の方は、必ず住所、氏名を書き添えて送ってください。
番組にお寄せいただいたメールから、毎週5名の方に新ステッカーをお送りしています。
Playlistもぜひチェックしてくださいね。
Playlist:
https://open.spotify.com/playlist/5pxyuAhtXR9JUWjgxEZW4S?si=v64cm_-QTe-ivVuW2bOClw&pi=nZpIH_O-StuCW
<お知らせ>
■高橋大輔氏と増田貴久氏(NEWS)がダブル主演を務め、映画、TVドラマ、舞台など、数々の
フィールドで活躍する堤幸彦氏が演出を担当する、アイスショー「氷艶 hyoen 2025 -鏡紋の夜叉-
(きょうもんのやしゃ)」の音楽をSUGIZOが手掛け、更にスペシャルゲストアーティストとして出演が
決定!!
主演・高橋大輔の故郷である岡山を舞台に、桃太郎の元となった「温羅伝説」をベースに、
大義のぶつかり合いが描かれます。「鬼」とされた温羅を高橋大輔が演じ、そして「桃太郎」の
モデルである吉備津彦を増田貴久(NEWS)が演じます。
氷上でのアクションや殺陣、芝居、音楽、さまざまな要素が絡み合う化学反応に、
是非ご期待ください!
詳細はオフィシャルサイトをご確認ください。
公演日:2025年7月5日(土)~7日(月)
会場:横浜アリーナ
■SUGIZOファンクラブ限定イベント「SOUL’S MATE DAY EXTRA BIRTHDAY PARTY 2025」
開催!!
SUGIZOのBIRTHDAY EVENTの開催が決定致しました。
去年に引き続き今年もSUGIZOのBIRTHDAYを一緒に過ごしませんか?!
チケット詳細はこちら
https://sugizo.com/contents/270995
日時:2025年7月8日(火)
①15:00~ START
②19:00~ START
会場:La Donna Harajuku
■2025年8月11日(祝・月)SHAG「WHAT IS JAM? Vol.10 」開催決定!
音楽の多様性・可能性に満ちたヴァイブラントなライヴ・ジャム・シリーズ「WHAT IS JAM?
Vol.10」。
前回を超える化学反応、そして“ここでしか観られない瞬間”が待っています。
詳細は追って発表致します。
日時:2025年8月11日(祝・月)
会場:横浜BAY HALL
■2025年10月4日(土)八ヶ岳高原音楽堂にて「Takana Miyamoto featuring series vol. 1
SUGIZO with Takana」開催!!
「一人オーケストラ」宮本貴奈が、第一線で活躍するアーティストを最小編成でフィーチャー。
第1弾には、SUGIZOが登場します。ロックはもちろんクラシック、ジャズ、民族音楽等を取り入れる
多彩な音楽性を持つSUGIZOと宮本貴奈のデュオに乞うご期待!
https://www.yatsugatake.co.jp/event/concert/2025/1004/
■SUGIZO FC限定「SOUL’S MATE 温泉TOUR 2025」開催決定!!
毎年恒例で、今年11回目の開催となるファンクラブ限定温泉TOUR。今回も盛りだくさんの
コンテンツで、SUGIZOが皆様へ心を込めておもてなし致します。
詳細は決まり次第、改めてご案内致します。
■2025年11月8日(土)、9日(日)LUNA SEA主催フェス「LUNATIC FEST. 2025」開催決定!
2018年以来3回目の開催となり10周年を迎える今年の豪華ラインナップが発表されました。
チケット申し込み等の詳細は特設サイトをご確認ください。
10TH ANNIVERSARY
LUNATIC FEST. 2025
開催日:2025年11月8日(土)、9日(日)
会場:幕張メッセ
出演ラインナップ:
LUNA SEA
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BRAHMAN、BUCK-TICK、DIR EN GREY、GODLAND、黒夢、lynch.、MUCC
MY FIRST STORY、NEMOPHILA、Novelbright、凛として時雨、ROTTENGRAFFTY
SIAM SOPHIA、シド、T.M. Revolution、UVERworld、THE YELLOW MONKEY
9mm Parabellum Bullet
※A→Z / 1→9
◾️2025年11月24日(月・祝)BRAHMAN主催のライブイベント「尽未来祭2025」にLUNA SEAの
出演が決定!チケット申し込み等の詳細は公式サイトをご確認ください。
BRAHMAN 30TH ANNIVERSARY
尽未来祭 2025
開催日:2025年11月24日(月・祝)
会場:幕張メッセ国際展示場9-11ホール
出演ラインナップ:
BRAHMAN / ASIAN KUNG-FU GENERATION / BUCK∞TICK / DIR EN GREY /
Dragon Ash / ELLEGARDEN / GEZAN / LUNA SEA / SUPER BEAVER / 04 Limited Sazabys
※A→Z