
第141回目の放送はいかがでしたか?
それでは3月10日にオンエアーした楽曲を改めて紹介していきましょう。
<Half Century Anniversarymusik>
このコーナーは、今年、発売から50年を迎える音楽を紹介しています。
タンジェリン・ドリーム(Tangerine Dream)の1974年の4曲入りアルバム『PHAEDRA』から
「Movement of a Visionary」。
M-1 Movements of a Visionary/Tangerine Dream
タンジェリン・ドリーム(Tangerine Dream)は、1968年に結成されたドイツのプログレバンド。
エレクトリック、ニューエイジ、アンビエントなど、今の音楽シーンに多大な影響を与えた。
2015年に主宰者であるエドガー・フローゼが亡くなっており、残されたメンバーで活動を
続けている。
クリストファー・フランケ、エドガー・フローゼ、ピーター・バウマンが
1974年にリリースしたこの傑作は、エレトロニック・サウンドとシンセサイザーが生みだす
漆黒の音風景によって、満ち引きを繰り返している。
本作は、多くのアンビエント・ミュージック、それにいくつかのダンス・ミュージックの
先駆けとなり、美しく濃厚なシンセによるタンジェリン・ドリームならではの音の波が、
アンビエント・ミュージックの宝石に偶然出くわして、オーケストラ風の夢のような情景を引きだし、
開放的なサウンドによる分厚い流れに向かって滲み出す。
今や古典となったタイトル曲は、心をなごませると同時に、かすかな連続音とゆがんだ金属音で
亡霊のように心をぞくぞくさせては、悪夢のようなさえずりと叫びを放つ泥沼に飛びこんでいる。
「Mysterious Semblance」は、まるでエレクトロニクスでできた愛らしい鷲のように、
舞い上がっては舞い降り、幻覚状態の輝きと無限の威厳を本作にもたらしている。
SUGIZOが大リスペクトするクラウトロック、ジャーマンプログレの代表格、Tangerine Dream。
この名盤『PHAEDRA』は、あらゆるシンセサイザーミュージック、サイケデリック・アンビエントの
源流です。
Moog, Arp, EMSなど往年のアナログシンセサイザーの名機の魅力、可能性が凝縮しています。
これこそSGZ的に最も好みの音楽性です。
▼Movements of a Visionary(1995 Remaster)/Tangerin Dream
https://youtu.be/Cvjx1D3CL08?si=_V16bn6N5atmDr5I
続いても、
<SGZ’s Rootsmusik>
このコーナーは、SUGIZOが大きく影響を受けた音楽を紹介します。
1988年のDEAD ENDのアルバム『shambara』から
M-2 Psychomania/DEAD END
DEAD ENDは1984年に結成されたロックバンド。1986年に1stアルバム『DEAD LINE』を
インディーズで発表し、当時のインディーズシーンにおいて破格のセールスを記録。
1987年にはMORRIE(Vo)、YOU(G)、"CRAZY" COOL-JOE(B)、MINATO(Dr)という
布陣でアルバム『GHOST OF ROMANCE』でメジャーデビュー。メタルやグラムロック、ゴス、
パンク、プログレなどを取り入れた多彩な音楽性と、MORRIEがつづる独特な世界観で人気を博す。
『shambara』はDEAD END通算3枚目のアルバムで、岡野ハジメのプロデュース。
祝還暦!YOUさん!!!
SUGIZOが最も影響を受けた日本人ギタリストのひとりです。
DEAD ENDはやはりYOUさん作の楽曲に尽きますが、特にこの名盤アルバムの中でもSGZが
最もハマった曲が 「Psychomania」です。
Morrie氏の還暦祭でもSGZはこの名曲を演奏しました。しかも本家“CRAZY”COOL -JOE氏、
湊雅史氏と共に!
ただただ感無量だったことでしょう!
20代前半でこれらの作品を生み出したYOUさん、そしてDEAD ENDのメンバー皆さんの
驚くべき才能にひれ伏すしかありません。
YOUさんのあの唯一無二のギター、音楽を後世に残していくべき、伝えていくべきです。
DEAD ENDは 日本のROCK史が世界に誇る無形文化遺産です。
▼Psychomania/DEAD END
https://youtu.be/lleF2HzbJqE?si=2KO592CrS-_Bi4sp
最後の曲は、SUGIZO『愛と調和』からDEAD ENDのカバーで「So Sweet So Lonely」。
M-3 So Sweet So Lonely/SUGIZO
2020年12月23日に発売された『愛と調和』。
「So Sweet So Lonely」は、DEAD ENDの4枚目のアルバム『ZERO』の先行シングル曲。
「数ある大好きなDEAD END曲の中でYOUさんの魂を最も祝福でき、感謝と光に満ちたエネルギーを
表現できると思い、この曲を選びました。
ここに収録したカヴァーは、形態として原曲のバンド・サウンドとはまったく違うものですが、
基本的な構成はオリジナルからほとんど変えていません。
MORRIEさんの歌が僕のヴァイオリンに代わり、リズム隊がいないというだけで、
ギターソロもリスペクトを込めて、YOUさんの演奏ニュアンスを極力オマージュしました」
とSUGIZO。
▼So Sweet So Lonely/SUGIZO
https://youtu.be/R29u_05UDKc?si=8kj_gpIPMvZEadXk
みなさんからのメールをお待ちしております。
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毎週抽選で5名の方に、番組ステッカーをプレゼントします。
ご希望の方は、必ず住所、氏名を書き添えて送ってください。
<お知らせ>
■LUNA SEA 『MOTHER』&『STYLE』2タイトルセルフカバーアルバム発売中!!
全曲フルリテイクのセルフカバーアルバムとして再びリリース!
前作アルバム『CROSS』に続き、グラミー賞6冠の世界的音楽プロデューサー
「スティーヴ・リリーホワイト」をミックスエンジニアとして起用。
詳細は特設サイトをご確認ください。
https://avex.jp/lunasea/mother_style/
■2022年7月21日にリリースしたSHAG 1stアルバム「THE PROTEST JAM」が、
180g重量盤2枚組でアナログレコード盤となって2024年2月21日発売!!
アナログ化に際して、CDマスタリングを行ったUKロンドン Finyl Tweek Studioにて奇才
Shane the cutterがアナログカッティングを行い、CDでは再現しきれなかった音の世界観を
刻み込んでいる。
「SHAG / THE PROTEST JAM」
『第12回【JaZZ JAPAN AWARD 2022】 ニュー・ジャズ部門 受賞作品』
生産限定アナログ盤/180グラム重量盤(2LP)
品番:LHMV-2008~2009 / POS:4907953095489
価格:7,000円(税抜)/ 7,700円(税込)
仕様:ダブルジャケット、4P解説(ライナーノーツ)
■2024年3月19日(火)に行われる「JUSTPEACE!20」スペシャルトークにSUGIZOの参加が決定‼
詳細は公式サイトをご確認ください。
https://justpeace20talk.peatix.com
ゲスト:サヘル・ローズ、志葉 玲、SUGIZO
■2024年4月12日(金)に開催されるネオジャパネスクの公演にSUGIZOのゲスト出演!!
[開場 18:00 開演 19:00]
会場:中日ホール(名古屋)
https://chunichi-hall.jp/schedule/schedule_openingevents.html
■LUNA SEA 35th ANNIVERSARY TOUR 2024全国ツアー決定!!
【EPISODE 1】
「DUAL ARENA TOUR 2023」で進化した再現ツアー「MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE」
「UN ENDING STYLE」に加え、1998年開催ツアー「SHINING BRIGHTLY」、
2000年開催ツアー「BRAND NEW CHAOS」が新たに現代に甦る全国ツアー第1弾が発表。
【EPISODE 2】
より進化を続ける『MOTHER』『STYLE』の再現ツアーに加えて、
メジャーデビューアルバム『IMAGE』を携えての全国ツアー「IMAGE or REAL」(1992年)と、
メジャー2作目(通算3作目)のアルバム『EDEN』を携えての全国ツアー「SEARCH FOR MY EDEN」
(1993年)を再現!
詳細はLUNA SEAオフィシャルサイトをご確認ください。
■2022年にSUGIZOが始動した、環境への配慮と高い美意識とを両立させた、ロックなエシカル・
ファッションを提唱する自身のアパレル・ブランド「THE ONENESS」。
「能登半島地震復興チャリティーアイテム」としてオーガニックコットンによるTシャツ、
トートバッグなどが販売されました。
詳細は下記のオフィシャルサイトをご確認ください。